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【COBOLはやばい】COBOLのプロジェクトに配属されたら転職活動を始めるべき108の理由

COBOLを使うプロジェクトに配属されてしまった皆様。覚悟を決めましょう。

COBOLはやばいです。何がやばいのかをこの記事で滔々と語っていきます。

COBOLを使うってことはあなた、SIer周りにいる方ですね?

SIerでは未だに COBOL でできたシステムを保守しています。
そのため、 SIer に派遣される SES(システムエンジニアリングサービス)の方も必然的にCOBOLに関わってしまいます。

地獄の釜はSIerの中で開いているのです。

悪いことは言いません。COBOLを扱うシステムの担当になったら、すぐに転職活動を始めましょう。

あなたが仮に、NTTデータ、野村総合研究所、大和総研、日立、NEC、東芝、ユニシス、大塚商会、伊藤忠テクノソリューションズ、SCSK、新日鉄住金ソリューションズのような、終身雇用が前提の大手SIerに就職したとしても、すぐに転職した方がいいです。

というのも、COBOLのプロジェクトには未来がなく市場価値が身につかないだけでなく、今後ずっと辛い状況が続き、辛さが永遠になくならないことが確定しているからです。

なぜCOBOLのプロジェクトは辛いのか?

私は3ヶ月だけ、大手SIerでCOBOLのシステムを担当するチームに配属されたことがあります。

まず驚いたのが、チームの中にソースコードを理解している人が一人もいなかったことです。

システムはソースコードで動いているのに、誰もそのソースコードを理解していないのです。どこで何が動いて、どうしてこのシステムが動いているのかが誰もわからない状態で、そのシステムを保守したり、運用したり、リプレイスしていかなければならないのです。

あなたは絶対に事故を起こせない飛行機をメンテナンスするとして、飛行機の仕組みも中の様子もわからないまま、メンテナンスできますか?

SIerのCOBOLプロジェクトは本当に悲惨です。

システムの中身は「秘伝の巻物」とも言えるような、ものすごくわかりづらく、そしてあまり意味があるとは思えない「設計書」という名のゴミを通じて理解しなければなりません。

ものすごくわかりづらい数学の問題集を思い出してください。

解説もなく、そして解答すらもどこにあるのかわからない。
ただそこに問題があるだけの数学の問題集です。

COBOLの設計書は解説も解答もない数学の問題集のようなものです。
読んでもさっぱりわかりません。全体像すら掴めません。

COBOLプロジェクトに配属されると、基礎も積み重ねもない状態でいきなり「問題を解決しろ」と言われるのです。

高校1年生になったばかりの高校生に、大学数学の教科書を渡されるようなものです。そして、数学のように体系化されていないゴチャゴチャの、世の中のベスト・プラクティスとはかけ離れたものをメンテナンスしなければならないのです。

それが COBOL プロジェクトです。

COBOLができる人は引退するので、誰もわからない仕様が延々と増えていく

COBOLのシステムは30年前に作られたものです。1990年に30歳で現役だった人は今、60歳です。

引退ですね。そして30年も経つと、誰も中身なんて覚えていません。そんな誰もわからないシステムをメンテナンスしなければならないのです。

技術的負債」という言葉があります。

以下のようなものを技術的負債と呼びます。

  • 低いカバレッジもしくは全く書かれないテストコード
  • 開発者・関係者の間でスムーズな共有が行われていない知見
  • 無視されたコンパイラ警告・コード解析結果
  • 不必要に複雑すぎる設計・コード
  • コーディング規約に従わないコード
  • 放置された嫌な臭い (リファクタリング対象にはよくこの比喩が使われる)
  • 古すぎるバージョンの言語やフレームワーク
  • 開発環境と本番環境の差異

COBOLのプロジェクトには規約もクソもありません。

スパゲティが絡まりまくって、負債は日本国の借金以上に積み重なっています。

誰もテストできないし、誰も読めない。今の状態がどうなっているかもわからない状態なのです。

そんな負債まみれのコードを、作ってもいない・作った人も見つからない状態で、ずっとメンテナンスしなければならないのです。

地獄でしょう。

SIerの配属ガチャでCOBOL担当になってしまったら

NTTデータ、野村総合研究所、大和総研、日立、NEC、東芝、ユニシス、大塚商会、伊藤忠テクノソリューションズ、SCSK、新日鉄住金ソリューションズのような大手SIerでは避けられない配属ガチャがあります。

新卒で入ってしまうと、入社式まで配属先がわからないのです。

金融・証券 + COBOL の組み合わせは最低最悪で、24時間システムは止められない。でも障害は毎日発生する、ということで、毎日眠れない日々を過ごすことになります。

障害コール→障害対応で1年が過ぎ去っていくのです。

創造的で新しいことなどできません。

既存のシステムの保守と、小さな小さな改修で精一杯だからです。

すぐに転職活動を始めましょう。

COBOLプロジェクトに配属された人は100%、みんな疲弊しています。

疲弊した中で、彼らを鼓舞させているのは、年齢と共に「体制表」の立場が上になり、

「○○MMのプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当した」

という自負心です。

SIerのコボラーは、最終的には工数の大きなプロジェクトのプロジェクトマネージャーになることを目指して頑張る運命にあるのです。

キャリアパスすらもCOBOLに決められてしまいます。

ちなみにCOBOLは日経XTECHの調査で「エンジニアが学びたいと思わない言語」で映えある第一位を獲得しています。

未来ある20代〜30代の若者の人生を、COBOLで無駄にしてはいけません。本当に、本当にもったいないです。

1日8時間、COBOLプロジェクトは99%炎上するので、1日14時間でしょう。
その貴重な時間を、古くてつまらない、形式的なルールばかりで何の学びもないCOBOLプロジェクトで無駄にしていいんですか?

本当にやばいです。COBOLは人を殺しませんが、キャリアを完全に殺します。

「良い会社」と呼ばれている会社に入るのがあなたの人生のゴールではないでしょう。会社にキャリアを預けてはいけません。

つまらなくてやりがいのない、何の意味も感じられない業務で毎日を無駄に過ごすには、人生はあまりにも長過ぎます。

私はCOBOLプロジェクトに配属されたとき、1日に何度も何度も時計を見て、ずっと退屈でした。かといってくだらないタスクは山ほどあるので残業は80時間。

時間もなく、学びもなく、充実感もない時間を過ごしました。

読者にこんな目にあってほしくありません。早く転職活動を始めてください。勇気を出せ!危機感を持て。
この記事に出会ったことが運命だと思って、マジで早く逃げなさい。

SIerのプロジェクトマネージャーほどつまらない仕事はない

SIerのプロジェクトマネージャーには何のやりがいもありません。

SIerに染まって思考停止したアホなおっさんは、「大規模システムを構築するやりがいがある」と強がりますが、自分の本心にすら気付いていない馬鹿です。

SIerのプロジェクトマネージャーほど無意味で無価値で退屈でくだらない仕事は世の中にないからです。

「プロジェクトをマネジメントする」というと聞こえはいいですが、やっていることは誰でもできるような内容です。

  • 課題表を確認して、期限を決めて担当者を詰める
  • 進捗を確認して、遅れている担当者を詰める
  • 進捗を粉飾して、上の人間に「順調です」と報告する
  • 進捗が遅れ始めると、メンバーを残業させて帳尻を合わせる
  • 「プロジェクト計画書」などのパワーポイントの書類を半年かけて完成させる
  • Excelで色々な資料を作る
  • メンバーが作った資料をレビューする

こんな感じです。SIerのプロジェクトマネジメントに専門性は不要です。

立場を与えれば、その辺の女子大生でもできます。

創造性のない作家業 + 給料が上がらない政治

というのが、SIerのプロジェクトマネージャーの実態です。

SIerのプロジェクトマネージャーはいつも「辛い、しんどい」と辛さをアピールして、いかに自分が大変かを周りに知ってもらおうとしているのですが、その割に「俺の仕事はやりがいがあるんだ!」と言いたがります。

典型的な認知的不協和で、「やりがいがある」と思わないとやってられないのです。

ですが、どんなに強がったところで、仕事自体がつまらないことには変わりありません。

毎日22時まで働き、終わらない残業の中で疲弊し、明日が今日より良くなることもなく、「俺は偉いんだぞう」「俺は大規模PMなんだぞう」という自負心だけを支えにして、くだらない資料作りとつまらない会議で時間を無駄にしています。

COBOLしかできない人はどうやって転職すればいいか?

運悪く新卒でCOBOLプロジェクトに配属されてからしばらく経ってしまい、「キャリアが COBOL しかない」という人もいるでしょう。

キャリアのスタートダッシュには失敗してしまいましたが、まだまだ挽回可能です。

アピールできる部分から COBOL を外すのです。

具体的には、以下のような経験を転職活動でアピールすれば選考は突破できます。

  • チームをまとめたリーダー経験
  • プロジェクトを計画通りに進めたマネジメント経験
  • パートナー企業の方をマネジメントしたベンダーコントロール経験

などです。加えて、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、ポートフォリオを作成しておいて、技術的にもキャッチアップできる素養があるとアピールできるようにしましょう。

プロジェクトマネージャーの求人もたくさんあるので、問題なく転職はできます。

COBOLしかやらずに50代まで来てしまった人は諦めて会社にしがみつきましょう。

COBOL技術者におすすめの転職エージェント

COBOL技術者をしっかりとサポートしてくれる転職エージェントもあります。

技術志向のCOBOLエンジニア

技術を身に付けていずれ独立したい、いずれ Google や Microsoftのような外資系IT企業に転職したい、という方には、高年収&高待遇(最低で年収500万)に特化した転職エージェント「TechClipsエージェント」がおすすめです。

ウェブ系エンジニアの求人を多数取り扱っており、交渉にも長けているので、「技術ができて、年収を下げたくない」人にぴったりだと思います。

プロジェクトマネージャーとして年収を上げたい人

SIerのプロジェクトマネージャーは作家と政治しかしないのでクソですが、プロジェクトマネージャー自体が不要なわけではありません。

プロジェクトを成功させるために知恵を絞り、プロジェクトを導き、ステークホルダーを幸せにするためにしっかりと利害を調整できる素晴らしいプロジェクトマネージャーもいるわけです。

そして、プロジェクトマネージャーの方が年収が高い求人が多いです。

GAFA+M、その他のシリコンバレーのIT企業では「プロダクトマネージャー」という花形職種もあります。

ミニCEOとも呼ばれます。

プロジェクトマネージャーとしての(まともな)経験を積み、ゆくゆくはメガベンチャーやGAFAのプロダクトマネージャーを目指すのはとても良いキャリアパスです。

私自身の転職経験を踏まえても、プロダクトマネージャーの求人を多く持っているのは「JACリクルートメント」です。

エージェントがものすごく丁寧にこちらの話を聞いてくれて、自分の経験を活かせる企業をピックアップしてくれます。

希望を言えば年収が上がる求人もたくさん出してくれるでしょう。プロジェクトマネージャーとして転職を通じてキャリアアップしたい方はJACリクルートメントを使ってみてください。


ここから下はコラムです。余裕のある方だけ読んでください。

COBOLでできたシステムはなぜ、リプレイスできないのか?

SIerでは古くなったシステムを新しくするモダナイゼーションプロジェクトが複数走っていますが、基本的にはうまくいきません。
なぜうまくいかないかというと、誰も理解できないスパゲティプログラムになっているからです。

スパゲティプログラムというのは、処理と処理がスパゲティのように複雑に絡み合ったプログラムのことです。
オブジェクト指向が提唱されるはるか昔、構造化プログラミングが定着していない時代に作られた古代言語COBOLで、ステップ数を評価の指標とし、ぐちゃぐちゃと意味不明な構文が並んでいるのがSIerの古き悪しきレガシーシステムです。

「古いCOBOLプログラムを読み解いてJavaで書き直そう!」というプロジェクトはたくさんありますが、軒並み失敗しています。
SIerの社員はそもそもプログラムが書けないし理解もできないので、

「COBOLで書いたプログラムをそのままJavaで書き直そう」

とします。

COBOLプログラムをJavaに変換しようとするのです。馬鹿です。

元がスパゲティになっているプログラムを変換しても、Javaのスパゲティができるだけです。
結局、言語がCOBOLからJavaに変わっただけで誰もメンテナンスできないプログラムができあがります。

ちなみに「COBOLを自動変換できるぜ!」みたいなツールはこれまで何度も登場しましたが、そのツールによって救われたプロジェクトは知りません。
ゴミを自動変換して出来上がるのは、さらに出来の悪いゴミだからです。

32bitのCOBOLを64bitに移行するだけでも色々な不具合が出て死にます。

膨大なコストをかけて何も出来上がらず、社員もお客さんも疲弊して終わり、という事例が跡を絶ちません。

京都市が117億円投じた基幹系刷新を中断、国の方針機に決定

ちなみにCOBOLのリプレイスプロジェクトはとにかくCOBOLを捨てるのが目的になってしまいがちで、COBOLが入れ替わったからといってユーザーが使いやすいシステムができるわけでもありません。

プロジェクトの社員は全員が疲弊し、プロジェクトは必ず炎上し、顧客に届ける価値は上がるわけでもなく、お金と時間だけが無駄になります。

SIerで古いシステムのモダナイゼーション(刷新)担当になったら、すぐに逃げなさい

SIerのモダナイゼーションプロジェクトからは逃げなさい

SIerのモダナイゼーションプロジェクトは基本的には地獄です。
モダナイズ(システム刷新)の目的は、本来であればレガシーになりつつあるシステムを新しくすることで、セキュリティを担保したり、開発スピードを上げて顧客へ価値を届けやすくするためにあるはずです。

しかしながら、SIerではシステムを刷新したとしても開発スピードは一切上がりません。

SIerの「開発」の大半は資料作り・会議・調整・承認・レビューに費やされるので、手を動かさずに椅子に座って腕を組んで承認してくるおじさん達をクビにしないと開発スピードは上がらないのです。

SIerが刷新すべきは「システム」ではなく、まず「人」なんです。

とはいえ、日本の解雇規制は厳しいので、おっさんはクビになりません。
意思決定層がずっと居座るので、会社の文化は一切変わりません。

あなたがおっさんになるまでも、あなたがおっさんになってからも、文化は変わりません。
だからやばいプロジェクトからは逃げましょう。

SIerで人材価値を消耗するな

転職活動では「業務経歴」が見られます。
業務で何を経験して、何ができるようになったか。

その経験は転職先でも「再現」できるのかが見られます。

SIerのモダナイゼーションプロジェクトは当然、SIer特有のものです。
複雑なスパゲティコード、進捗会議、Excelの詳細設計書の作り方…などは他の企業では評価されません。

「Excelの詳細設計書をたくさん作りました!」

と面接で言っても普通の企業なら

「お、おう…」

としか反応しません。

なぜなら、SIer以外で必要とされないスキルだからです。

なのでなんとか「こじつけ」で「マネジメントスキル」や「リーダー経験」をアピールすることになるのですが、そんなものはSIer社員の立場があるからこその「リーダー」です。
砂上の楼閣・陽炎のようなもので、SIerから離れてリーダーが再現できるとは限りません。
そもそもSIerのリーダー業務でさえ社内で再現性がありません。

なので、SIerの経験はひどく脆いものなんです。

転職市場に自分を売り出すと、意外と書類が通ることに驚くと思います。
ウェブ系に書類を出しても

「とりあえず話聞いてみるか」

くらいに思ってくれるのです。

ですが、ウェブの人たちが期待しているのは「テックだけど新卒で間違ってSIerに入っちゃって転職活動を始めた人」であって、

「SIerで手を動かしたことはありません。プログラミングわかりません」みたいな未経験者ではありません。

なので、書類が通っても面接に進むと辛くなります。

「あ、業務でエンジニアリングしてないんだw」

みたいな呆れた反応をされることもあります。」

年を取れば取るほど、ポテンシャルを見られる余地は少なくなります。

人生で一番若いのは今です。
だからこそ、「SIerやべーな」と思っている人は今すぐに転職活動を始めなければいけないんです。

まずは求人を探すところから始めてみましょう。