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SIerから転職する人が増えているのは本当?人気の転職先はどこ?

「SIerから人材流出が止まらない」などと言われがちですが、実際問題、その認識には偏りがあります。

NTTデータの離職率も4%程度ですし、伊藤忠テクノソリューションズも5%程度。

「身の回りでは流出しているように見えて、実はそんなに流出していない」というのが実態でしょう。

ですが、離職率は「会社全体」の統計です。

若手に絞って離職率を見てみると、全体の離職率よりも大きくなるのなります。

会社にしてみれば、さっさと辞めてほしい荷物のようなおっさんは会社をいつまでも辞めず、
もっと活躍してほしい若手がどんどん流出していっているのです。

SIer出身で年収が上がる転職先はどこ?

SIerをさっさと辞める若手が増えたのは、SIerより稼げる転職先が増えてきたからです。外資IT、コンサルのDX部隊など、SIerの若手は引っ張りだことなっています。

特にアクセンチュア、ボストンコンサルティンググループに転職する人が目立ちます。SIerから外資コンサルティング会社のDX部隊に転職する人は本当に多いです。

THE・伝統的に日系大企業のSIerのつまらない仕事をしなくても、給料が良くてまともな仕事ができる会社で働けるのです。

だから当たり前に転職します。

AWSやGoogleクラウドに転職する人もけっこういます。だいたい年収は500万円くらいアップします。
Salesforce なども多いですね。

SIer5〜10年目の人はとにかく売り手市場で、転職しなければ損するレベルです。

積極的に外資を狙いましょう。
繰り返しになりますが、私の周りの友人・知り合いは平均して年収500万円アップで外資IT企業に転職しています。

大手SIerから外資IT・外資コンサルは転職の黄金ロードです。

他の転職記事にはなかなか書いてませんが、年収が上がる転職はだいたい外資です。

今、転職しないともったいないレベルなので、大手SIerでくすぶっている人はぜひチャレンジしてください。

年収も上がって、SIerのような退屈でくだらない業務をする必要はありません。いいことしかありません。
逆にいえば、「SIerは年収以外は悪いところしかない」という意味でもあります。

SIerで40代を超えると転職は難しい

SIerの若手はとにかく売り手市場ですが、SIerのおっさんは基本的に転職できません。

SIerに長年いた人は何の専門性もありません。

そういう人は「現在の条件より良い条件」では絶対に転職できないので、基本的に会社から出ようとはしません。

会議に参加するくらいしか仕事がなく、同じシステムを10年も20年も見ているおっさんは、経験の幅も狭く、専門性もありません。

何かできることがあるかというと、自社の担当システムでしか役に立たないドメイン知識があるだけで、他社では全く使えません。

「他社で使えるスキルを磨く」

という視点が全くもって欠けているのです。

そんなおっさんは絶対に転職しないし、できません。

だからおっさんはSIerに残り続けます。しがみつきます。

転職に年齢制限はないと思いたいですが、ことSIerに関しては、40歳がボーダーラインでしょう。

それ以上の年齢のおっさんはもう引退までSIerです。ストレスまみれの環境で、沈むも浮かぶもSIerと共に歩む人生が確定します。

若手SIer社員はなぜ転職するのか?

若手からすると、SIerほどモチベートされない職場はありません。

SIerで使っている技術は世の中の常識から20年遅れです。

業務は資料作成ばかりで、残業が多く、得られるものが給料以外になく、中身のよくわからない腐ったシステムを保守運用し、毎日疲れ切って死にそうです。

くだらない資料のくだらないレビューに一日の大半を費やします。
会議ばかりで眠くなります。
何も興味のない、面白みのない毎日が続きます。

SIerにいた10年は、生きた心地がしませんでした。退屈で退屈で死んでしまいそうでした。

「転職」という選択肢を知らなかったから。
ちゃんと「転職」に向き合っていなかったから、ずっと死にそうな顔で働いてました。

本当につまらなかった。本当に退屈だった。

何もかもが嫌になって、でも辞め方がわからない。

苦しくて辛くて楽しくなくて、学生の頃意識した「かっこいい社会人」とかけ離れた自分がいて。

それでも給料が上がっていくから、雇用が安定しているからと毎日頑張って仕事をしていました。

いずれ気付きます。

SIerにいても意味がないと。貴重な人生の無駄遣いなんだと。

気付いた人から辞めていくのです。何度でもいいますが、大手SIerにはまともな人間がやる仕事はありません。

腐った老害があーでもない、こーでもないとくだらない議論のオナニーをするための場所です。

「SIerはくだらない」と気付いた若手から、SIerを去ります。そしてこの記事を読んだあなたも。

ここまで読んだあなたも。さっさとSIerを去るべきなんです。わかっているでしょ?くだらないって。

気付いているのに辞められないチキンなんでしょ?いい加減、一歩踏み出しましょう。これは過去の自分に対して言ってます。

年収だけが気掛かりなんだったら、外資系ITを受けてみるといい。オファーが出たら年収500万上がるし、クビにならないから。

だから、さっさと転職しましょう。

SIerにいてもスキルが身につかない

SIerに長く居座ってしまうと市場で求められるスキルと実力の乖離を痛感するので、転職に踏み切れない、という事情もあります。

SIerに長く居座る、手も足も頭も動かない重鎮(老害)に若手がこき使われ、疲弊した末に次の老害が生まれていくのがSIerの老害再生産システムです。

SIerの地獄は永遠に続きます。

「若手のみ」にフォーカスを当てた統計データは見つからないのですが、筆者の感覚では20代から30代だと15%くらいは辞めているような気がします。

同期が300人いたら10年以内に50人は辞める感じです。
もしかしたらもうちょっと辞めてるかもしれません。

繰り返しになりますが、40代を過ぎると、そこから辞める人はほとんどいません。
転職先がないからです。

SIerの40代以降の社員の給料はかなり高いです。
よほどの無能でない限り、年収1000万は超えるでしょう。

しかしながら、SIerで40歳を迎えた社員は「会社の外」でできることがありません。

いつまでもどこまでも「社内標準」に従って仕事をしてきたからです。
「社内標準」の仕事の仕方が染み付いているからです。

そんなものは当然、社外では通用しません。

「年収を大幅に下げる以外に転職の選択肢がない」

からこそ、40代以降のSIer社員は転職しません。

皆さんはそうなる前にさっさとSIerから離れなければいけません。

SIer以外のIT企業は転職が当たり前

SIerの人間がウェブ系の企業の面接官と話したら驚くでしょう。

「これまで転職したことがない」という人は一人もいません。
20人くらいと話して一人もいませんでした。

プロパーを避けているのではなく、おそらくは「みんなカジュアルに転職している」のでしょう。

ある企業で専門性を身に付け、その専門性を持って別の企業に転職していくのがウェブの働き方です。
同じ企業でずっと働き続けるのはむしろ「能力の幅が狭い人」に見られます。

転職活動をすると、同じ会社で7年以上働いていると驚かれます。

「そ、そんなに長く働いたんですか!」

と。

SIerでは一つのシステムを5年、10年と見ている人はたくさんいます。

NTTデータ、野村総合研究所、NEC、大塚商会、富士通、日立などの「JTC」日系大手企業で働いているならば、転職者は少ないのではないでしょうか。

プロパー中心で人員が構成されているはずです。その会社のことしか知らないですよね。外からの文化が持ち込まれないガラパゴスです。

色々な企業で経験を積んだ人と、10年間同じシステムの保守・運用ばかりしてきた人、どちらのスキルが高いかは明白です。

SIerの人間は経験の幅が狭く、技術力が低く、SIerの社内でしか通用しない社内ルールに詳しいだけで、何もできません。おっさんになればどうしようもないポンコツになります。

若手は優秀なので、転職してもすぐにキャッチアップできます。

おっさんはもう目も当てられない廃棄物のような人材の吹き溜まりになっています。

SIerからはさっさと転職しましょう。

同じ業務を10年続けることのヤバさ

転職活動してハッと気付いたのは、「同じシステムを5年も10年も見続けるのはやばい」ということです。
代わり映えのないシステムをひたすらメンテナンスして、やることもベンダーコントロールだったり、なんとかプロジェクトの「計画書の作成」だったりします。

これで何か身に付いているかというと、何も身に付きません。
その会社の特定の顧客にしか使えない「業務知識」だけが残り、あとは資料作成だったり、社内の知り合いが増えることによる調整能力だったりが向上するだけで、社外に持ち出せるスキルがありません。

会社に縛られるだけでなく、特定の顧客や特定のシステムに縛り付けられて、「それ以外」の選択肢がなくなってくるのです。

人間、選択の自由がないのは不幸ですよ。

SIerで同じ業務をずっとやっていてもスキルの幅は広がりません。

ごく稀に「新しいことにチャレンジしていこう」という気概のある部署に配属されることもありますが、そういうガチャに振り回されても人生は切り開けません。
運に身を任せるのではなく、自分で道を切り拓くべきだと思います。

そのためには、自分のやりたいことができる転職しかありません。
そうやって、SIerの若手社員は流出していいくのです。

SIerで古いシステムのモダナイゼーション(刷新)担当になったら、すぐに逃げなさい

仕事を辞める理由はシンプル

仕事を辞める理由は「辛いから」「不満があったから」でしかありません。
SIerは構造的に不満が生まれやすく、社員が辛くなるようにできています。

私は長年SIerで働いてきましたが、楽しそうに働いている人は一人も見たことがありません。

「イキイキワクワクと働けるような職場を作ろう」と頑張っている人はいましたが、現場でイキイキしている人は誰一人としていませんでした。
たったの一人もです。

誰もワクワクしないし、誰もイキイキしない。
みんな嫌そうに、そして辛そうに、

「今月は残業しすぎてやばいっすよ」

みたいな「辛さ自慢」をしています。

まじで気持ち悪いです。

残業時間で仕事を語るのではなく、社内のゴシップを飲みの肴にするでもなく、技術で未来を変える仕事をしましょう。
一度きりの人生はもっと楽しく幸せであるべきです。

少なくとも私はそう思います。