SIerの業務用パソコンはずっと「メモリ4GB」!贅沢を言うな!

ツイッターで「メモリ4GB」が話題になっていた。

アイリスオーヤマが文部科学省の“子供1人にPC1台”施策「GIGAスクール構想」の需要を見込んで、満を持して発売したとかなんとか。

そんな「メモリ4GB」に対して、ツイッターは「人権侵害」の声が溢れていた。

メモリ4GBで仕事させる会社は人権侵害をしてる自覚を持ってほしいと。

メモリ4GBは典型的な低スペPCだと。

私は平均年収が高いと言われるSIerで働いてきた。

SIerというのは、まぁいわゆるIT企業である。

IT企業で長い間働いてきた。

会社では業務を遂行するためにパソコンが支給される。

10年前、そのパソコンに搭載されていたメモリは

2GB

であった。

4GBが低スペ!?

贅沢言うんじゃない!私の業務用PCは2GBだったんだぞ!と言いたい。

時が経ち、古いパソコンが動かなくなって4年ほど前に買い替えた業務用PCのメモリは

4GB

であった。

最新の4GBパソコンである。

これで業務を進めていたのは私だけではない。

周りの人間、数千人いる社員全員が4GBで仕事をしていたのだ。

4GBをなめてはいけない。

ExcelもPowerPointも開くことができる!

ExcelとPowerPointとOutlookが動けばIT業界で仕事ができる!

IT業界で仕事ができるということは、たいていの業界でも4GBで仕事ができる!

と思ってはいたし、みんなそう思って仕事していたのだろうが、さすがに不愉快な思いをすることが多かったので、自腹でメモリを買ってPCの裏蓋を外して4GB分増強して使っていた。

人権が侵害されていたかはわからないが、精神は汚染されていたと思う。

自宅で使っているMacBook Proには32GBのメモリが積まれている。

最近のソフトウェアもサクサク動くが、会社のパソコンではたぶん動かせない。

私の人権は侵害されていたのだろうか?

SIerでは何千人と社員がいて、4GBのパソコンを使っていても誰も「困っている」とは言わなかった。

みんなやせ我慢していたのだろうか?

それとも、ExcelとPowerPointしか見ないので、パソコンのスペックなど気にしなかったのだろうか?

「パートナー企業のパソコンのスペックはプロパーの社員を超えてはならない」という暗黙の了解があったため、実際にプログラミングなどを行うパートナー企業の方々も

メモリ4GB

を強制されていたのは、さすがに見ていて辛そうだったのだが、どうしようもなかった。

メモリ4GBをなめてはいけない。

メモリ4GBもあれば、COBOLのプログラムが書ける。

メモリ4GBあれば、何でもできる。

メモリ4GBを責めるな。メモリ4GBを馬鹿にするな。

メモリ4GBで企業のDXを推進し、世界進出をサポートし、グローバルに飛び出していくのが日本のSIerなのだから。

竹槍で世界に勝てると信じた日本人の精神を私達は色濃く受け継いでいる。

欲しがりません勝つまでは。