仕事

「SIerでもモダンな技術に触れられる!できない人は無能!」という人の愚かさ

「SIerでもモダンな技術に触れることができる」という人がいます。たぶん確率を理解できない頭の悪い人です。

入社時はプロジェクトのメンバーとして歯車となるが、プログラミングスキルや新技術キャッチアップが評価されたら研究部門に異動できる!と主張しています。多分この人は「モダン」が何かわかっていません。

昔、会社で「名PM」として名を馳せた偉い人は、「オブジェクト指向でプログラミングすること」がモダン技術だと主張していました。

オブジェクト指向が何なのかも全くわかってない可哀想な人ですが、役員にまでなっていました。

SIerの「モダン」はそんなレベルです。

下の方もSIer社員の典型像としてウォッチしていますが、Docker のことをやたらとツイートしています。

Docker って当たり前の使うものであって、「知ってるからすごい」とかいう人、ウェブには一人もいないんですよね…。別に自分も Docker 極めているわけではないですけど、みんな普通に使って、普通にローカルの開発環境作って動かしてます。

Docker でドヤったり、「知ってる・知ってない」で議論する人はいません。

Docker は「当たり前に使うもの」です。SIerの人はこの辺からずれてます。

で、そういうと「ビジネスを作るのが我々の仕事だ」とか屁理屈いってくるんですけど、お前らが作ってるビジネスの9割はITに弱い日本企業との癒着によって金をぼったくってるだけで、中の人間は何もやってないんですよ。

誰も使わない設計書、誰にも必要とされないゴミコードを量産して、穴を掘っては埋めるオナニーをして、お客様からお金をぼったくってるだけです。社会悪です。

面白い!

「上流の部門に上がれる!」と誇らしげに語っているので、当たり前に上流にいるような会社にいなかったのでしょうか。上流にいるから偉いとかすごいとか優秀なわけでは決してないですが、たぶんこの人は現実が全く見えていません。観念の世界にいます。

まず、SIerでモダンな技術に触れられる部署は全体の1%以下です。その1%の部署は「SIerの中でモダン」でも、世間から見たら3年くらい遅れている部署もあります。
ですが、SIerの中の人は外の世界から閉じられたガラパゴスな環境にいるため、自分たちが時代から遅れていることに気付きません。

さて、プログラミングスキルがあれば研究部門に異動できるか?という話ですが、非常に難しいでしょう。
それだったら入社時から研究開発部門、テクニカルエンジニア、基盤部門に入れるようにした方がまだ簡単です。

プロジェクトで貢献したなら逆に、なかなか異動させてもらえません。

SIerのスキルは属人化しているため、キーマンが抜けるとプロジェクトメンバー全員が困るからです。それもこれも、たくさんの書類は作るくせに、知識が伝達できるような形になっていないのが悪いのですが、とにかくSIerの知識伝達は「人」が中心になるので、「有識者」はプロジェクトを抜けられません。抜けさせてもらえません。

「評価されたら研究部門に異動できる」なんていうのは幻想です。研究部門も数が少ないため、毎年毎年異動願いを出して、異動の面談を受けて、やっといけるかどうかというところです。

で、異動したとしても別にモダンな技術に触れられるかというとそうでもありません。

なんちゃってアジャイル開発をやっているだとか、Angularを使っているだとか、その程度です。自分たちが手を動かすわけではないので、スキルは「知る」ことはできても身に付いているかは不明です。

それに「モダンな」部署といいながらも、パソコンや開発環境は全社で共通です。

何の意味もない、ただただ邪魔なだけの「社内プロキシ」に開発が妨げられます。

ですが、SIerの社員は自分が手を動かさないので、社内プロキシがいかに無意味を自覚しません。

標準PCのメモリは4GB。リモートワークといって、謎のシンクライアント環境で業務する人も多数います。まともなエンジニアはシンクライアント環境で開発なんてしません。

そうやって、異常な環境で開発して「モダンな俺様!SIerで最先端!」と言っている人も何人かいましたが、進学校でイキる不良のようなもので、全体として大変しょぼいです。

「プログラミングは手段であって、お客様の課題解決こそが重要」というのはそのとおり。

モダンな技術も開発環境も、ビジネスのための手段です。

簡単な例でいうと、料理を出してもらう客からすると、コックがどんな包丁を使っているかは関係ないわけです。

ですが、SIerの場合は話が変わります。

SIerのコックは、石器で料理をしているわけです。包丁もなし、水道水もなし。
井戸の水を汲んできて、石器で魚をさばき、焚き火で肉を焼いています。

困ったことに、「そのやり方が古い」ということに中の人が気付いていないのです。

だから出来上がった成果(料理)もとんでもなくまずいものになります。

まずい上に、非効率なやり方をしているのでコストがかかるのです。いちいち火をおこさなければ肉も焼けない環境ですから。

で、自分たちはとんでもなく非効率なやり方をしているのに、外の世界を知らないから、いつまでも先端にいると勘違いしてます。

外の世界にはガスが通っていて、キッチンがあって、水道があることを知らないのです。

そのコストは誰が負担しているのか?

同じように水道のない世界に住んでいるお客さんです。お客さんにコストを強いているのです。自分たちの懐が傷まないから、SIerの人は危機感がありません。

SIerが提供していた基幹システムも徐々に Sass に入れ替わっていくのではないでしょうか。使いづらいですからね。

とはいえ、太い顧客の業務を担うシステムを握っているので、SIerはそう簡単には潰れません。良くはならないけど、ずっと辛いまま、太い顧客に支えられていくでしょう。

いつまでもいつまでもいつまでも、古い価値観のまま、SIerは少しずつ真綿で首を絞めるように滅びていくのです。