公務員が民間企業に転職するためには何をしたらいいか

公務員を辞めて民間企業に転職を希望する人が増えている。
月100時間を超える残業による身体への負担は大きく、それでいて報われない感覚に虚しさを覚えている人も少なくない。

公務員になりたい人は元々真面目で志が高い人が多い。
国家のために頑張ろうとか、人から尊敬されて、プライドを持って働きたい人だ。

そんな人達が霞が関に入って失望するのは、役所の業務にあまりにも無駄が多いことである。
デジタル化は進まず、手書きの文化は未だに残り続ける。

アホな政治家の答弁のために遅くまで居残り、時には意地悪のような意味不明の深夜残業もある。

身体に負荷がかかる割に、成長している実感はない。
先行きが見えなくなり、誇りも持てない。

潰しがきかない公務員をさっさと辞めて、民間で伸び伸びと働きたいという官僚が増えている。

公務員が民間企業に転職するための準備

公務員が民間企業の転職するための準備には様々なものがあるが、一番「お得」なパターンは

「税金で海外留学して、少ししたら民間に転職する」

というやり方だ。

庶民からすると我々の血税で海外の大学院に留学しておいて転職とは何たることだ!と怒りたくなるかもしれないが、本人にとってはどうでもいい。

国家公務員の方は海外留学のチャンスがあれば積極的に手を上げよう。

一緒に仕事している民間企業に転職する人もいるが、これは少数派だ。
多くの人は、転職エージェントに登録して、エージェントからの紹介で転職する。

転職先で多いのがITベンチャーや外資系だ。
ITベンチャーからキャリアをやり直して、ステップアップしてGoogleやMicrosoftのような外資大手IT企業まで転職していく元公務員もいる。

準備としてできることは、まずは英語。
英語ができれば外資系に転職しやすい。

でも公務員で働きながら英語の勉強の時間はなかなか取れないと思うので、まずは一度、さっさと転職して、そこからキャリアを積み上げていく方がいいと思う。

専門性が身に付かない仕事を延々と続けていても、ただ年を取ってしまうだけだからだ。

転職先が公務員と同じようにブラックだったら辛いので、普段から「転職会議」などを使って企業の口コミを眺めるようにしておこう。

転職会議のような企業の口コミサイトでは、その会社の従業員のリアルな声を集めることができる。
実際に見てみても、お世辞のようなコメントは少なく、会社の実態をよく表していると思う。

転職会議に登録する

公務員が民間企業に転職する年齢の制限

公務員から民間企業に転職する際、年齢制限が気になることもある。
自分が考えているほど年齢を気にする必要はないが、一番転職が多いのは20代。
次に30代で、40代で公務員を出て転職しようとする人はほとんどいない。

転職するなら30代まで、できれば35歳までにするのがいいと思う。

20代の公務員の転職

20代の公務員の転職で一番多いのがIT系への転職だ。

公務員を辞める人は「手に職をつけたい」「市場価値を高めたい」という人が多い。
そういう人にとって、IT系への転職はうってつけだ。

技術があればどこでも食べていけるようになるからだ。

IT系企業への転職は「知人を通じての紹介」も多いが、公務員がリファラル採用されるのはあまりない。

まずは転職エージェントに登録して、エージェントの紹介を受けつつIT企業に転職し、キャリアを積んでいくことになる。

「未経験で大丈夫なの?」と不安になる人も多いが、「プログラミング職」以外にもIT系の仕事はたくさんある。
ウェブサイトを管理するディレクターだったり、SEOの担当だったり、コードを書かなくてもできる仕事は多い。

「コードを書かない仕事をしながら技術を学び、プログラマに転職する人」もたくさんいるので、心配はいらない。

マイナビエージェントに登録する

先に手に職をつけたい人はプログラミングスクールを使って経験を積む人もいる。
なかなか時間が取れないけれど、全くの未経験が不安な人は試しに使ってみるのもいいと思う。

プログラミングスキルは身に付けて損することは一つもないからだ。

30代の公務員の転職

30代中盤からは管理職としての転職が主となるだろう。
プレイヤーとしては一線を置き、プロジェクトを管理したり、調整していく業務が求められる。
部下の評価もしていかなければならない。

管理部門に特化した30代向けの転職エージェントを利用するのがいい。
転職エージェントには得意・不得意があって、若手をITベンチャーに転職させるのが得意なエージェントもいれば、中堅を管理部門に転職させるのが得意なエージェントもいる。

「ランスタッド」は管理部門への転職を得意とする転職エージェントだ。
エージェントからアドバイスをもらいつつ、送られてきた求人に応募して、決まった会社に転職するという手順を踏んでいく。

ランスタッドに登録する

転職のための心構え

「いつか転職しよう」と思っていると、たぶんいつまで経っても行動できない。
「今すぐ行動を開始する」くらいの気合じゃないと、次から次へと言い訳が浮かんでくる。

「家族がいるから」
「社会は甘くないから」
「俺はもう年だから」

そうやって言い訳して、何も行動しないうちにどんどん歳を取って、選択肢が狭まっていく。
人生は一度きりしかないのに。
今が一番若いのに。

やりたいことをやらないで後悔したまま行きていくのは辛い。
やるなら今でしょ。今、すぐに行動して。

後で失敗して後悔するなら仕方ない。失敗も経験だ。
何も経験しないまま50歳になって、「俺の人生なんだったんだろう」と振り返る人生は残念すぎる。

いま。やるなら早くやらないと。

ボーッとしているうちにやる気もなくなって、「まぁいっか」でダラダラと時間を過ごし、時間切れがきてしまう。
思いついたら即行動。失敗しても死なないし、経験は必ず自分の糧になる。



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