社会人の勉強はインプットばかりしていてはいけない。
せめてブログに書くなどして、世の中に学んだ内容を還元しなければならない。
世の中に価値を生み出すことで、知識はお金になる。
お金とは、知識の対価である。
前回の記事では効率的にインプットするには音読が有効だ、という話をした。
上の記事ではインプットの効率の話が中心だったが、時間をどのように使うのが理想だろうか?
私が色々と試した結果、インプットとアウトプットは2:3にして、アウトプットを多めに取るのが良さそうだ。
具体的には、自宅で勉強するときは
「20分勉強したら30分何かをアウトプットする」
というサイクルを繰り返している。1時間のうち、残りの10分は休憩やバッファとしている。
なぜか?
インプットだけだと飽きてしまう
勉強はものすごく大事だが、インプットばかりしていると飽きてしまう。
「飽きてしまっている状態」の生産性は極めて低い。
人間は退屈な作業を頑張れるようにはできていない。
ものすごく面白い勉強をしているときは効率も高くなっているかもしれないが、どちらにしてもアウトプットの時間を意識して増やすのは大事だ。
時間で区切るのは本来望ましいことではないかもしれないが、強制的に頭を切り替えるためには時間で区切るのも悪ではないと考える。
20分勉強して、30分アウトプット。10分は休憩というか、ストレッチして肩こりを防ぐ。
このサイクルを朝の7時から夜の24時まで延々と続ける。
これが私の理想的な休日の過ごし方である。
アウトプットを続けると疲れてしまう
インプットとアウトプットを交互にする意味は他にもある。
アウトプットだけずっと続けると頭が途中で疲れてきて、何も手につかなくなってしまうことがあるのだ。
私はこれを「脳のバーンアウト」と呼んでいるのだが、バーンアウトしてしまうと仕事が手につかなくなる。
バーンアウトを防ぐためには適宜休憩を入れるのも有効ではあるが、いちいち休憩しては仕事が進まない。
なので、インプットの時間を休憩代わりにして、アウトプットを継続できるように工夫するのがいい。
アウトプットを意識すれば「使う形」でインプットできる
資格試験や大学受験で、教科書ばかり読んで満足している人はだいたい成績が悪い。
なぜかというと、試験に出るのは教科書ではなく、問題だからだ。
教科書を穴埋めにする問題が出るならば教科書ばかり読むのは効果的だが、試験に出るのは「問題」なのだ。
「どう問われるのか」
を意識しないと成績は上がらない。
というか、教科書を読んでも問題に答えられないし、問題を通じてじゃないと教科書のどこが大事なのかもわからない。
問題を解かないと理解も進まない。
つまり、基本書はアウトプットを意識して学ばなければいけないってことだ。
これは受験勉強に限らない。
プログラミングだって、仕事で使ったり、自分で何かを作るときに知識を使う前提で勉強しないと、基本書を一から十までじっくり勉強して何も作れないで終わるだろう。
英語も教科書をひたすら覚えるだけ覚えて、何も使わないでいると、「使い方」を身につけることはできない。
ちなみにTOEICだって、TOEICの問題を解きながら学ぶのが一番点数の上がり方が早いはずだ。
知識はとにかく、「使う前提」でインプットする。
そのために、強制的に2:3の「3」の割合でアウトプットの時間を設定するのは良い方法だと思う。
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