連休中に、
「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバ構築」
という本を通して読みました。

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
- 作者: 玉川憲、片山暁雄、今井雄太
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
「さわって学ぶクラウドインフラ」という副題の通り、実際にAWS上にサーバを構築しながらインフラ構築の仕組みを学んでいきます。
「AWSに環境を作る」というと、余分な費用がかかるんじゃないか、と思う人もいるかもしれません。
でも、僕が実際に本の通りにWebサーバ、DBサーバ、NATサーバそれぞれ構築して、WordPressをインストールして動かしてやっても、合計で1.1ドルしかかかりませんでした。
実際に手を動かして、挙動を確認しながら進めて行けるので、理解が深まりやすいです。
昔、「TCP/IP」とかいう有名な本を通して読んだことがあったんですが、本だけで理論を学んでも全然頭に入ってきません。
やっぱり、実際に手を動かして、モノを見て、試さないと何も身に付かないと思います。
さて、とはいえ、実例だけ示されても、理論がおざなりになるかもしれません。
この本のいいところは、理論もちゃんと説明してくれるところです。
ネットワークの仕組みについて「なぜこうなるのか」という説明をした上で、実例を見せてくれます。
まるで、良質な研修を受けてるみたいに。
AWSを操作するときも、細かな手順を全く手抜きすることなく、図解付きで解説してくれるので、迷うことがないのも良かったです。
「実際に作った」という経験があれば、現場でも活かすことができます。
自分はこれまでもAWSを触ったことはありますが、この本を入門書にすれば、AWSの理解ももっと楽に進んだんだろうなぁと思います。
「パーフェクトJava」を読んでからJavaの理解がものすごく深まったみたいに。
会社に入って、色んな研修を受けてきました。
その研修は、講師がパワポを使って解説して、その後実際に手を動かしてやってみる、というものが多かったです。
その多くは、実に退屈で眠気を誘うものでした。
そして、研修業者はクソみたいにボッタクリなので、たった一週間の研修で10万とか平気で取られます。
つまらない研修を、会社の決まりだからといって、
「意味もねぇよー」
と思いながら受けたりするわけです。
で、今回勉強していて思ったんですが、この「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバ構築」という本は、
研修でやるような内容を、
研修の10倍の濃度の学習を、
研修の5倍のスピードと、
研修の50分の1の価格で、
学習することができるわけです。
いや、「AWSの研修」って意味じゃないですよ。
研修みたいに、理屈を学んで、手を動かして、実際に何かを作るという工程を、本で学ぶことができるということ。
だから、研修なんて外部に頼む必要なんてないんですよ。
研修でしか学べないことなんて見たことないわ。
本を渡して、勉強させたほうがよっぽど安上がりだし、早いし、理解が進む。
でも、なんでそれをやらないかというと、皆、勉強嫌いだからなんだよねw
あと、人材育成を担当する部署の人自体が勉強不足かつ考慮不足だから、新しいスタイルを提案できない。
とりあえず良さそうな研修やらしとけばいいでしょってなってる。
マジで、良書を一冊通して学ぶのって、研修より全然意味があるよー。
最後は研修の愚痴みたいになっちゃったけど、この本は素晴らしい出来でした。
ありがとう。
もう一回貼っとく。

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
- 作者: 玉川憲、片山暁雄、今井雄太
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 単行本
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次は、クラウドデザインパターン実装ガイドを読んでみます。
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初めまして。加藤と申します。
私事で大変恐縮ですが、昨年末ころから、AWS上のサーバ運用保守担当になりました。
OJTは基本放置プレイで、本を読むだけでは初心者には理解に時間がかかり、外部研修も10万円強と自腹受講は辛い状態でしたので、良著をご紹介いただき、大変助かりました。
ありがとうございます。