書評|『詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート』を読んだ感想

『詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート』を一通り写経したので書評を書く。

この本の良いところは「数少ない日本語のSwiftUIのリファレンス本であること」だ。
SwiftUIでの各パーツの作り方を大量のサンプルで解説している。

大重美幸さんの『詳細!Swift iPhoneアプリ開発 入門ノート』にも言えるのだが、彼の書籍の悪い点は、マジでただのリファレンス本であることだ。

こうやればスライダーができます。
こうやればアラートが書けます。
こうやればテキストフィールドが出てきます。

みたいな、パーツごとの単品のサンプルが大量にあって、それぞれのサンプルにつながりはない。

「サンプル139本!」と大々的に宣伝しているが、ショボいサンプルが139個あったところで何の自慢にもならないだろう。

それ以外にも『詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート』の悪い部分はある。
UIのパーツを動かす以外の解説が全く無い点だ。

著者がネットで漁ったリファレンスを適当にまとめただけに過ぎないようにも見える。

大事なのは「なぜそういう動きをするのか」「このコードの裏でどんな動きがあって、何が背景にあるのか」というネットでは得づらい知見なはずなのに、そういう深い部分には全く言及がない。

「僕のサンプルのとおりに書けばアラートが出たでしょ。良かったね」

という感じのサンプルで、「そりゃあたしかに動きますが、だから何なんですか?」と言いたくなる。

同じSwiftUIの本でも『SwiftUI徹底入門』ではそれぞれのソースコードが何をやっているのか。何の目的でそのクラスが存在するのかを詳細に説明している。たしかに『SwiftUI徹底入門』は名前に反して「入門」とは言いづらいが、大重さんのようなテクニカルライターが書いた本はあまりにも浅すぎるのが問題である。

関連記事:テクニカルライターが書いたプログラミング本やアフィリエイト記事を信用するな

『詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート』は英語が嫌いで、まとまったリファレンス本をサクッと読みたい人におすすめだ。

「まずはSwiftUIに触ってみたい」という人が買うのもいい。
しかし一度読んで読み返すほどの価値はない。バイブルにはなりえないレベルの低い本だ。

私は大重美幸さんが嫌いでこんな書評を書いているわけではない。
手抜きをするなと言いたいのだ。

大重さんは別の取材記事で「テクニカルライターには未来を伝える責任がある」と述べていた。
お前に本当に未来を伝える気概はあるのか?と問いたい。

俺は大重さんを信じてSwiftUIの本も買った。『詳細!Swift iPhoneアプリ開発 入門ノート』も買った。

でもなんだ?分厚いばかりで、ただパーツのサンプルを羅列して。
ちゃんと勉強してから本を書いてくれよ。お前を信じて本を買ってる読者がたくさんいるんだよ。
なんでもっと詳しく、中に踏み込もうとしないんだ?

なんであんな適当な変数名で、適当な、ただショボいパーツを動かすだけのサンプルを羅列しただけの本にするんだ?

俺は今、『SwiftUI 徹底入門』を読み始めている。
この記事が大重さんに届くかとは思えないが、もし届いたならあなたも『SwiftUI 徹底入門』を買って、自分の本と読み比べてみてほしい。

売れそうなネタで売れそうな本を書くのは否定しないが、夢を持ち、希望を抱いて本屋に足を運ぶ入門者を馬鹿にするなよ。
もっと真面目に勉強して、もっとちゃんとコードを書いてくれ。

テクニカルライターには入門者が抱く希望に責任を持ってほしい。
大重美幸さんと掌田津耶乃さんはプログラミング入門者を食い物にして金儲けに走っているように感じている。

お前たちは自分の胸に手を当てて考えてみてほしい。
お前、自分の仕事に誇りを持てているのか?

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