日経新聞に面白いデータがあった。
主要電子マネーの普及状況だ。
名称 | 発行枚数(万) | 利用可能拠点数 |
---|---|---|
ナナコ | 2505 | 13万5500 |
ワオン | 3590 | 17万 |
スイカ | 4217 | 23万5000 |
パスモ | 2364 | 23万5000 |
イコカ | 853 | 23万5000 |
13年度のワオンの決済総額は過去最高を更新し、通念では1兆6000億円を見込むらしい。
ポイント付与等を有効に使って、利用者を拡大している模様。
主要6電子マネーの13年度上期の総決済件数は、前年同期比22%増の17億2333万件。
決済1件あたりの金額は900円程度となっていて、決済総額は3兆円規模に達するという。
つい5年くらい前は「電子マネー元年」とか言って、これから普及するものとして見られていたのに、いつの間にか生活に根付いたものになっていた。
電子マネー各社は顧客の囲い込みを行っていて、業務提携を進めている。
たとえば、、セブン&アイは三井住友カードと業務提携した。
その結果、東京駅八重洲口の地下街、「東京駅一番街」の加盟店約100店でナナコを利用できるようになった。
利用者側としては、どれか1つでまとめて使いたい気もするけれど。
たとえばそれぞれのカードの機能をラップして、かざしたら最適なカードで決済してくれるようなシステム作れないだろうか?
どの場面でも1つのカードをかざせばよくなるし、カードの選択はアルゴリズムがやってくれる。
まぁ、各社間の調整がすごく難しいんだろうけれど。

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