「英語で学ぶMBAベーシックス」という本を読んだ。
これは英語を学びながらMBAのエッセンスを学べるという一石二鳥の本である。
英語の教材に定評があるNHK出版から出ている。
著者はハーバード大のMBA修了した方。正確にいうと、上級マネジメント・プログラム修了。
英語の勉強のために買ったのだが、非常にためになった。

NHK CD BOOK 英語で学ぶMBAベーシックス 増補改訂版 (NHK CDブック)
- 作者: 藤井正嗣,リチャード・シーハン
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/08/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以下、今日学んだことのまとめ。
■マーケティングとは
マーケティングという言葉は、経済学部生なら1年時に、その他の学部生も就活を始める頃には耳にタコができるくらい耳にする言葉だろう。
しかし、マーケティングとはなんだろうか?
マーケティングの定義は、「ニーズを発見し、それを満たす製品を開発するプロセス」である。
マーケティングはお客さんのニーズを「創出する」のではなく、あくまでニーズを見出して、まだ満たされていないニーズを満たす製品やサービスを提供することである。
そして、マーケティングは常に「顧客第一主義」の視点に立脚してなければならない。
ドラッカーも「顧客から始めよ」「顧客の創造」を強調している。
マーケティングの第一歩が、顧客が何を欲しているかを発見することなのだ。
■市場分析の3C
「3C」もよく聞く言葉の1つである。
意識高い大学生がグループディスカッションで得意げに使うのもこの「3C」だ。
市場分析の3Cとは、市場環境を分析するためのフレームワークである。
企業が新製品を発売する前などに、3Cを使ってヌケモレなく分析を行うために使う。
■顧客(Customers)
・顧客が製品を購入する動機は何か?
・製品のどんなところが顧客にとって重要なのか?
・顧客は購入した製品に満足しているか?
■競合相手(Competitors)
・市場のポジショニングは?(リーダー、挑戦者、ニッチプレイヤーなど)
・既存の製品ライン
・現在と過去の戦略は?
■自社(Company)
・財務力/業績
・内部資源/コスト分析
・プロダクト・ポートフォリオ
などの分析を行う。
この知識を使って、ブログの3C分析などやってみたい(次回以降)
ちなみに、個人的には上記の3Cに加えて「continuation」すなわち、「継続」も大切だと思っている。