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感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

「モテ」に関する議論の不毛さと、困難を乗り越えた恋愛工学の偉大さ。

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最近、ネットで恋愛に関する話題をよく見かける。

恋というのは人間の普遍的な感情であるし、好きな異性にモテたいというのは、誰もが持つ基本的な欲求でもあるだろう。

それに伴い、「モテ方」に関する議論がたびたび話題にあがり、本屋には恋愛テクニックの本が氾濫しているのだけれど、その議論が万人の納得する結果に終わることはほとんどない。

「どうやったらモテるか」というのを議論すること自体は楽しいが、「モテる方法論」を第三者に伝えるのはものすごく難しいのである。

その理由はみっつある。

ひとつ目は、モテるための心構えとか、どういうデートをして、どんな演出、振る舞いをすればいいか(成功確率が上がるか)なんていうのは、
自分や身近なコミュニティの中で「正解」を確立できたとしても、統計を取って確実にそれが有効であるということは証明できないからだ。

統計を取ってその方法を世に広めてしまったら、対策を取られてしまう(疑われてしまう)というパラドックスも孕んでいる。

もちろん、NLPを初めとした心理学的なアプローチや、コールドリーディングのテクニックなどはある程度、学問として確立されているが、

たとえば複数アプローチをしたり、適当にディスった女の方がうまくいく理由というのは、自分や周りの友人達の中で納得できたとしても、それを赤の他人にわかってもらうのはものすごく難しい。

特に、非モテ系男子や、女性全般には受け入れられない可能性が高い。
この記事も含め、ドン引きされることも多いだろう。

藤沢数希さんの恋愛工学とか、はてなのファーさんのブログなんかは、
モテたことのある人とか、ある程度自分での実戦経験がある人から見ると、

「あぁ、あの時のアレは、こういうことだったのね」

ものすごく腹に落ちるんだけど、
そういう経験がない人に話すと、天動説が信じられていた時代にガリレオを見つけたみたいな、蔑んだ目で見られる。

そもそも信じてもらうために、自分が「実績のある人」と証明することは、なんか痛々しくて逆に非モテに見えるし(基本的に、経験人数を自慢する男はデビューしたばかりのひよっこだ)、
その「実績」自体、倫理的に褒められたものではない。
女子から見ると軽蔑の対象に他ならないだろう(にも関わらず、そういう人のほうが圧倒的にモテるのだけれど)


ふたつ目の理由は、恋愛という極めて主観的な営みを、第三者に伝えるために、客観的に考察することが非常に困難であるということだ。

第三者に納得できるようにテクニックを伝えるためには、個人の感情や願望をできる限り排除し、客観的に恋愛(合コン・ナンパ・運命の出会い含む)を考察して、成功確率が高いと思われるアプローチを導かなければならない。

人間らしい恋愛をしているはずなのに、機械になったような、冷徹に女を仕留めるスナイパーみたいな、そんな境地に自分を立たせる必要がある。
言うまでもなく、それは極めて困難なことである。

みっつ目に、多くの人は仮説を検証するために必要十分な数の実験を行うことができないということだ。
十分な実験を行う前に、様々な理由で引退してしまうのである。

ナンパや合コンの経験を積むうちにモテるようになったとする。
モテるということは、自分のツボにハマる美しい女性に出会える(付き合える)確率も高くなるということだ。

しかし、第三者に自分のモテ仮説の正しさを証明するためには、十分な試行回数を稼がなければならない。
たとえ美女を陥落させたとしても、決してその人にだけコミットなどせず、ひたすら無感情に念仏を唱える修行僧みたいに、恋愛理論を実践し続けなければならない。

せっかくモノにした美女に浮気がバレてしまうリスクを取ってでも、試行錯誤を続ける必要があるのだ。

年齢の問題もある。
30代になって周りが結婚しても気にせず、ひたすら恋愛市場というサバンナで獲物を狩るライオンで居続けなければならない。
年齢に応じたモテ方を検証しつつ、モテても決してフルコミットせず、次々と闘いの場に繰り出す。
休息の暇もない孤高の戦士みたいに。

言うまでもなく、それは精神的にも肉体的にも極めて困難な作業である。


このように、「モテ論」を第三者に伝え、それが正しいと証明することはとても難しい。
伝えたとしても、心ない人にキモいと言われたり、道徳的に間違っていると非難されることもある。

だからこそ、モテに関する議論は、最終的には「その人の言うことだから信じる」というところに行き着くしかなく、
ある意味、答えの無い不毛な宗教論争に陥ってしまうのである。


★ ★ ★

ネットには、各々の「モテ論」が氾濫している。

そのモテ論の多くは、単なる個人的な願望であったり(女子の恋愛コラムのほとんどはそれ)、
十分な検証を経ず、個人的なビギナーズラックを普遍的な法則のように語っているものだ。

かつての、何も考えずに恋愛をしてきた頃の自分が見ても胡散臭いものばかりで、非モテの願望満載の恋愛コラムや恋愛漫画には辟易していた。
絶望していたといってもいい。

本当のお金持ちが金儲けの手法を公開しないように、本当にモテる人はモテるテクニックは公開しないものなんだよな、と思っていた。
そんな冷めた目でモテ論を眺めている中、彗星のように現れたのが、藤沢数希さんの恋愛工学である。

初めて見たときに、感動を覚え、一気に全てのバックナンバーを購入した。

世にあふれる、何の根拠もない思いつきを語る恋愛論とは一線を画していた。

膨大な実験とその結果の科学的考察。
実証結果から帰納的に考察を導き出す論理的思考力。

すべてが他とは違っていたのだ。

大学のとき、自分にできる限りの献身を尽くしていたのに、見向きもされなかった女(ヒト)。
どうでもいいと適当に扱ったのにいつまでも自分を追いかける女(ヒト)。

色んな恋愛をしてきて、それは偶然と運命の産物だと思っていたけれど、恋愛工学は一つ一つの事象に具体的かつ論理的な根拠を提示してくれた。
そのエビデンスと共に。

点と点がつながったような気がした。
恋愛工学は、僕の中の "connecting the dots" だったのだ。

有名な哲学者のイマヌエル・カントもこう言っている。

「繰り返し、じっと反省すればするほど常にそして高まり来る感嘆と崇敬の念を持って心満たすものが三つある。
わが上なる星の輝く空と、わが内なる道徳律、そして、恋愛工学である。

徹底的に主観を排除し、S級女子に媚びることもなくひたすら仮説の検証を続け、科学的に結果を考察するその姿勢は、尊敬の念を禁じ得ない。

HUNTERXHUNTERで、10年近く正拳突きを続けたネテロ会長みたいに、狂気とも言える情熱に身を任せて、ひたすらベッドの上で感謝の正拳突きを繰り返してきたのだ。

相当な困難を乗り越え、科学を持ち込むことが不可能と思えた恋愛に、その膨大な実証結果を持ち込んだ藤沢数希さんに敬意を表したい。

そして最後に、藤沢さんの恋愛工学を元非モテを含む複数の仲間で共有し、各々試行錯誤しながら実践した結果、全てのメンバーが素敵な結果を残したことも記しておく。


<参考>
・藤沢数希 週刊金融日記
http://www.mag2.com/m/0001505790.html

・藤沢数希さんが積み重ねてきたもの
http://programming-10000.hatenadiary.jp/entry/20140323/1395570258