感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

次のグーグル、フェイスブックを日本から出したいなら、政府や官僚は何もしないほうがいい

スポンサーリンク

こんなニュースが話題になった。
経済産業省「次のグーグル、アップルは日本から出す!」 ベンチャー有識者会議総括(痛いニュース)

「次のグーグルは日本発」、ベンチャー有識者会議総括(日経)

経済産業省は2014年4月14日、「次のアップル、グーグル、フェイスブックは日本から出す!」をテーマに開催されたベンチャー有識者会議で議論された、ベンチャー支援策の課題およびその対応策のとりまとめを公表した。同会議は、経済産業大臣の私的懇談会という位置付けである。

 とりまとめは、冒頭「ベンチャーとは、起業にとどまらず、既存大企業の改革を含めた企業としての新しい取り組みへの挑戦である」と宣言。「次世代を担う企業群を形成し、『新しい力』で経済を再生するために、ベンチャー創造の好循環を実現する」と続ける。

(中略)

本とりまとめを受け、今後、経済産業省でもベンチャー支援策についての検討を進めるとしている。

次のアップル、グーグルを日本から出すために政府が行うべき政策とはなんだろうか?

結論からいうと、「何もしない」が正解だ。

上のニュースでみたような、政府や官僚が日本を次に日本を引っ張る産業部門(リーディングセクター)を見つけ出して、その産業を育てていこうとする政策を「産業政策」という。
グーグルやフェイスブックみたいに、世界にはばたくビジネスを見つけ、チャレンジする起業家を「支援」するのがこういう政策の目的だ。

しかし、そもそもの話、儲かるビジネスには民間企業が進んで参入する。
日本には1万以上の大企業、50万以上の中堅企業、300万以上の小企業が存在する。

そんな企業が気付かないビジネスに、経済産業省の役人が気付くなんてありえない。
そもそも、その分野が儲かることがわかるくらいなら、役人が自ら起業すればいいし、投資家になってその分野の株を買いまくればいい。

でも、官僚たちは起業したり、投資家として名乗りをあげたりはしないよね?
儲かるって思って政策を作っているのに?儲かるってわかっているから国家の税金を投入しているのに?
儲かるのに、自分でやろうとする人が出てこないの?

次代を担う産業は、突出した起業家が、その産業の将来性に人生を賭け、必死に試行錯誤しながら市場と向き合ってきた結果、生まれるものだ。
国から生まれるものではないのだ。

官僚や政治家が「新しく成長する産業を発見し、それを伸ばしていくように政策立案しよう」という考え方が非合理、非経済的である。

産業政策は「何もしない」のが正解なのだ。
どうしても官僚が何かしたいなら、「やることを減らす」つまり、規制緩和しろ、という話になるわけだ。

<参考文献>

世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで

世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで

経済学と世の中のつながりを易しい言葉で理解することができる本です。
この記事の内容はこの本を参考にして書きました。