感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

「TEAM」の中に「I」は無い。でもそれを徹底するのは難しい。

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「TEAM」という単語の中に「I」は無い。
スポーツにおいては、「チームのために尽くす」という考え方は非常に大切な考え方だ。
チームの中に自分のことしか考えないプレイヤーがいると、その人がどんなに技術的に優れたプレイヤーだろうと、チームとして成果を上げることが難しくなってしまう。

それぞれのポジションでチームに対して最大限の貢献を果たすことが、チームが最大限のパフォーマンスを上げるために大切な考え方である。

シカゴ・ブルズというNBAのチームを三連覇に導いたフィル・ジャクソン監督はこの考えを徹底した。

自分のことを「選手1人1人が私欲にふけるより、チームの使命にどの程度貢献しているかを映し出す鏡である」と言ったように、
自分の欲よりも、チームのために自分の欲を消すという考えをチーム内で繰り返し説いた。

マイケル・ジョーダンという、「バスケットボールの神様」とまで呼ばれた伝説的なプレイヤーもフィル・ジャクソンの哲学に深く共感し、その思想に従いチームに貢献した。
フィルの哲学はブルズ躍進の根底を支える思想となったのだ。

スラムダンクの20巻あたりにも似たようなエピソードがある。
白髪鬼と呼ばれた安西監督が、谷沢という有望なプレイヤーを呼び出し、こう言った。

「谷沢ァ、お前なんか勘違いしとりゃせんか?」
「お前のためにチームがあるんじゃねぇ。チームのためにお前がいるんだ」

ピーター・ドラッカーも「経営者の条件」という本で、「貢献を軸に考えよ」と言っているように、チームで仕事をする限り、自分がチームにどう貢献できるかを第一に考えることは大切なのだろう。

でも、それを徹底させるのはすごく難しい。
会社でも、部活でも。

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件

★★★
高校3年の夏。
本気で部活をやっていた。高校最後の大会の時期。

その時の自分にとっては、部活がすべてだった。
絶対に、勝ちたい。
インターハイに行きたいと本気で思ってやっていた。

朝も夜も自主練して、筋トレして、部活が休みの日は社会人のチームに混じって練習した。

でも、進学校だったので、高3の夏頃になると、受験の匂いがし始める。
自分にとっては、受験よりも部活だって思っていたんだけど、ちょっとずつ、他の部活のメンバーとの温度差が出てきた。

主力メンバーは部活を本気で頑張ってくれてたと思うんだけど、ベンチメンバーとかは、塾とか講習で部活を休むことが多くなった。

「講習会があるから今日の部活は休みます」

そんな連絡を見るたび、

「なんだ・・・その程度だったのかよ」

と寂しく思ってた自分を思い出す。

あの時は若すぎて気付かなかったけれど、「部活がすべてだ」なんて思ってたのは自分とその他の少数だったのかもしれない。

インターハイに行くって本気で信じてたけど、周りはそんなん考えてなかったのかも。

★★★
会社に入ると温度差は顕著で、「会社(仕事)が全て」のように考える人と、「プライベートとの両立を楽しみたい人」、色んな人がいることがよくわかる。
会社に対して、「私欲を消して尽くせ」というのは少しおかしな気もするし、昨今の脱社畜ブーム(?)の視点から見ると、それは典型的な社畜思考だとも言える。

自分も部活のときはあんなにも必死になって、本気になって、泣いたり笑ったりしてたのに、
会社ではけっこう淡々と仕事をしていて、サラリーマン金太郎よろしくよっしゃあ!みたいに、入社前に想像していた熱血サラリーマンみたいにはなっていない(笑)

会社のチームとか、高校のときの部活とか、色々と振り返ってみるとつくづくと思うんだけど。

組織全体で、「貢献」を軸に、私欲を消して尽くすという姿勢を持つことを徹底するのは、すごく難しいと思う。

少なくとも全員が同じ心構えで仕事に当たるためには、全員が腹の底から目的を共有していることが大前提となる。

部活の場合は「勝ちたい」。
会社の場合は「事業を成長させたい」。

3年くらい前に見た、映画「ソーシャル・ネットワーク」で、皆で夜を徹してサービス作ってたシーンがすごく印象的だった。

メンバー全員が、

「俺達が世界を変えてやるんだ」

という目的を共有していたように見えた。
(ショーンの「俺達の時代だ!」っていうのは熱くなったよね!)

あんな風に、みんなで足並み揃えて、ひとつの目的を共有するって、どうやったらできるんだろうか。
会社でそうやって考えるのは、社畜っぽいのかな。
部活でそうならなかったのは、寂しかったな。

悶々と答えはまだ出ないまま、今日もまた、淡々と仕事を進めていたのであった。

Thanks God, It's Friday.

本の紹介

あひるの空 (1) (少年マガジンKC)

あひるの空 (1) (少年マガジンKC)

「TEAMの中に『I』は無い」は「あひるの空」の名言だった。
というか、この記事はこのセリフをなぞるためだけに書いたと言っても過言ではない。

この漫画はなぜか中途半端に終わってしまった(まだ終わってない?)
とにかく、好きな漫画だっただけに、最後のグダグダ感は非常に残念だった。
この記事もあひるの空みたいにグダグダだ。
記事も漫画も、ちゃんとオチをつけなれけばなるまい。

あと、ちょっとスラムダンクに影響されすぎな気がする。
キャラとかも。

名シーンとかセリフ回しが秀逸なだけに、終わり方はもったいないが、序盤は間違いなく傑作と呼べる漫画である。

記事の中で紹介した映画はこれ。
ソーシャル・ネットワーク

2回観に行ったんだけど、2回目は一緒に行った女の子そっちのけでセリフをメモったりしてて、普通にキレられた。名作です。