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感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

内容が薄っぺらい自己啓発本の見極め方。

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本屋に行くと、売れ筋ランキングみたいなコーナーがあって、そこにはたくさんの自己啓発本が並んでいる。
正直、多くの自己啓発本はどれもこれも似たり寄ったりなんだけど、中身がない本はだいたい3パターンに分けられる。

1つ目は、ドラッカーとかデール・カーネギーの本の下位互換みたいな本。
いいこと言っているように見えるけど、読んでると既視感に襲われる。
あれ・・・?これはどこかで見たことのあるような・・・??と、不思議な気持ちになって読んでしまう。

行間が広く、文字数が少ないのも特徴だ。
こういう本を好む人(=本のターゲット層)は基本的に、文字数が多い本は読みきれないから、なるべくキャッチーなキーワードで引っ掛けて、簡単で読みやすく、しかも成功できそうな気持ちにさせるのが大切だ。

余談だが、キャッチーなタイトルで引っ掛けるのは本屋でもネットでも常套手段なのである。
手に取らせたら勝ち、クリックさせたもん勝ち、みたいな姿勢は、読者に対して真摯ではないと思うのだが・・・。

2つ目は、「俺はこうやって成功した!すげぇだろ?だからお前も俺の真似をするべきだ」というパターン。
こういう本の前半部分はだいたい著者の自慢話が続く。
自分がどんなピンチを乗り切って、どんなすごいことをして今の成功を掴んだか、という話がダラダラと100ページくらい続くのが特徴だ。
要約すると1ページくらいの内容が、延々と飲み会で聞かされる上司の自慢話のように続く。
こちらも例に漏れず、文字数が少ない。

3つ目は、大ヒットした処女作の焼きまわしパターン
多作な作家にありがちだが、大ヒットの余韻を忘れられず、前作と同じようなことをカタチを変えて出版する作家がいる。
誰とは言わない。

同じようなことを何度も書くからだんだんと新鮮味は無くなるし、筆者が本当に言いたいことは処女作で出しきってしまうので、続く作品は薄っぺらいものになりやすい。
金に目が眩んだか、出版社に踊らされたかはわからないが、こういう人を見るたびに残念な気持ちになってしまう。
年に何冊も本を出しまくる人は警戒した方がいいのかもしれない。

さて、ここまで自己啓発本の危険パターンをつらつらと述べてきたが、こんなパターンをいちいち本屋で確認する暇はない。
長々と立ち読みする時間も無いだろう。

だから今日は、最もシンプルで簡単な、ダメな自己啓発本を見極める方法を伝えたい。
それは、

著者紹介の文がやたら長い奴はだいたいダメ

という法則である。
もう裏表紙をペラッとめくるだけでわかる。

19XX年、○○大学卒業後、一部上場企業である△△電子に入社。
二年後独立を志し米国の■■大学に入学。当大学で最も偉大なXXX賞を受賞し、その後帰国。
独立後に開いたセミナーでは毎回~

(以下略、しかし延々と続く)

こんな感じの紹介文で自慢が延々と続くような作者の本は、たいてい中身も冗長で得るものがない。

素晴らしい本の著者というのは、別に経歴をツラツラ自慢しなくても、著作が著者の素晴らしさを語ってくれる。
なので、裏に書いてある自己紹介は、その人の偉大な経歴に対して、すごくシンプルなものである。
シンプルな経歴と、代表的な著作の紹介くらいで済ませているんがほとんどだ。
(本当にすごい人は自分のことを自慢しなくても人が勝手に褒めてくれるのと似ているのかもしれない。著者の素晴らしさは、読者が勝手に語るものだ)

この法則は、超シンプルだけど、自分の長年の本屋通いの経験から、けっこうな確度で当たるものだと自信を持っているので、ぜひ年末の読書を考えている人は参考にしてみてほしい。
(誰かこれのブログ版とか書いてくれないかな・・・笑)

参考までに、本当に中身があった自己啓発本を2冊紹介

ドラッカー名著集1 経営者の条件

ドラッカー名著集1 経営者の条件

学生の頃、ドラッカーの著作はだいたい読んだ記憶があるんだけど、その中でもとびきり印象的だったのがこの本だ。
引っ越しする時に多くの本は古本屋に売ってしまったけれど、この本だけはまだ手元に残っている。
もうボロくなったから買い替えた方がいいかもだけどw

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

もうこの本を読んだら、他の自己啓発本は読まなくてもいいんじゃないかな、ってくらいの名著。
具体例を載せながら、人として本当に大切なこと、示唆に富む指摘をたくさん投げかけてくれる。
読むのは簡単かもしれないが、実践するのがめちゃくちゃ難しい。
いずれにしても素晴らしい本だった。