感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

強くなるのに理由なんていらない。プライドだけでいい。~ハイキュー!!月島蛍の話~

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ネタバレ注意。
今日は土曜なんだけど、近所の漫画喫茶にはなぜか来週のジャンプが置いてある。ついでに来週のヤングマガジンも置いてある。
で、今週のハイキュー!!がすごくよかった。

ハイキュー!!は読んで字の如くバレーの漫画なんだけど、そこの部員は基本的にみんな熱い。
勝利のために、一丸となって努力する少年漫画の王道だ。

で、その中に1人、月島という男がいて、そいつは背も高くてセンスもあって、頭もいい。
人が羨むほどの才能があるのに、どうも熱くならない。
みんながガムシャラに頑張っているのを冷めた目で見て、「フンッ」と鼻で笑ってかわしてしまう。

そんな月島には実はバレーをやっていた兄がいて、そんな兄が自慢だった。
兄とはいつもバレーの話をしていて、兄も自分が活躍しているかのように話していた。
月島は、兄が強豪の鳥野高校でエースであると信じていた。そんな兄が誇らしかった。

しかし、たまたまクラスメイトに誘われて鳥野高校の試合を見に行ったその時、コートの中に兄の姿はなかった。
鳥野にはすでに絶対のエースがいて、兄はそんなエースではなかった。
思い描いていた兄の姿は虚構だったのだ。

ベンチメンバーにも入れず、外野で応援する兄の姿を見つけて、思わず月島はこう言った。

「カッコ悪・・・」

それ以来、月島の考え方は変わった。
あんなに頑張っても報われない兄がいた。

部活が兄の全てだと思っていた。
自分も、兄を部活で判断していた。
部活に夢中になってる兄を見ていた。

それでも、兄はレギュラーにもなれなかった。
結局、勝てなかった。

だから月島は、「そんなに部活ごときに頑張ってどうするんだ」と、「ほどほどの頑張れば、"1番"を目指さなければ、兄のようになることもない」と考えるようになった。

そんな月島と、周囲のメンバーとの温度差は明らかになっていく。
次第にチームメイトと距離ができていく月島を見て、親友の山口は言った。

「最近のツッキーは カッコ悪いよ!!!!」

自分の兄が勝てなかったなら、自分が勝って、力を証明すればいい。
挑戦もしない、泥にもまみれない月島をカッコ悪いと。

月島は反論する。

「頑張って烏野で一番の選手になったとして、その後は?万が一にも全国に行くことができたとして、その先は?」

「果てしなく上には上がいる。例えそこそこの結果を残したとしても、絶対に"1番"になんかなれない。どこかで負ける」

「それをわかってるのに、皆どんな原動力で動いてんだよ!?」

と。

結局、上には上がいて、通用しなくなるかもしれないことはわかってるのに、なんで皆そんなに頑張るの?

と、月島は言う。

それに対して山口はこう言った。



「そんなモンッ・・・」

「プライド以外に、何が要るんだ!!!」



上を目指すのに、強くなるのに、プライド以外いらないと。
人より強くなりたいというプライド。

それだけあれば、他に理由はいらないと言う。

そんな山口の言葉に動かされて、少しずつ月島の心も溶けていく。
今週号はそんなところで話は終わる。


さて、この話は自分の仕事にも言えるような気がした。


「仕事を頑張ってどうなる?」

と思っているサラリーマンがいたとする。

別に社長になれるわけでもない。
自分が有名人になって、雑誌に取材されるようになるわけでもない。
給料が大幅に上がるわけでもない。

そこそこに頑張って、そこそこにしていればいいじゃないか。
何を会社なんかに必死になってるんだ、と。

そんな時に、山口の一言は響くだろう。


「頑張るのに、理由なんて要らない。プライドだけでいい」

僕もプライドを忘れていたように思う。
ひとつ「勝ちたい」という気持ちを思い出して、来週から必死こいて頑張ってみよう。

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス)

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