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感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

夢を語らない大企業社員と、自分。

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青雲の志を持って会社人生の一歩目をスタートした。
説明会で配られたパンフレットを何度も何度も読み返し、こんなカッコイイ社員の人たちみたいになりたいと思った。

金なんかじゃなく志のために生きようと誓った。
その志は漠然としたものではあったけれど、ドラッカーが「経営者の条件」で言うように、真摯に仕事をすることこそが大事だと考えていた。

金などいらない。
真夜中までの激務でも構わない。
会社に貢献するために身を粉にして働いて、成長しようと、本気で考えていた。

会社に入って研修期間が終わり、部署に配属されたときに感じたのは、

「大人ってなんでこんなに夢を語らないんだろう」

というものだった。
部署の歓迎会で色んな飲み会に連れて行ってもらったりもしたんだけど、オジサン方は仕事論は語っても、
仕事を通じて何を実現したいか、どうなりたいかを語ったオジサンはいない。

会社では、志も意識も高い人ばかり働いているものだと思っていたので、少々カルチャーショックを受けた。
ただ、もちろん真面目で優秀な人達ばかりだったけど。

最初は信頼関係が築けていないだけだと思っていたんだけど、配属されて半年も経つ頃には、「そういうものなんだな」というのがうっすらとわかっていた。
会社員は、みんながみんな志高く生きるわけではないのだ。
学生が入社時にイメージするような、孫正義みたいに意識の高い人は、大企業にはあまりいない。

新人の頃は、それにずっと違和感を感じていた。

社会人になってx年が経った。
ふっとあの頃のことを思い出したんだけど、そういえば自分も夢を語らなくなっているなぁとしみじみと感じる。

個人的な目標はあれど、映画「ソーシャル・ネットワーク」の登場人物が言うみたいに、

「俺達が世界を変えるんだ!」

みたいなノリが無くなっているように感じる。
目標はより具体的になったけど、抽象的な夢を語らなくなった。

そして、その具体的な目標すら持っていないように見える人もたくさんいる。

で、その前は全然どうでもいいと思っていた「お金」が実はすごく大切なものだと考えるようになった。
まずはお金が無いとダメだと。

前はお金なんていらない、志が一番だって考えていたのに。
その青臭い志を語るのが気恥ずかしくなってしまった。

語らぬものはいずれ消えてしまうかもしれない。
会社ではそういうのは物凄く語りづらい雰囲気があるから、せめてブログとか、自分の本当に信頼している人とは、一緒に志を語れるようにしたいな、と思っている。