読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

機会コスト(機会費用)とネットサーフィンの関係について。

<スポンサーリンク>

何気なく本屋で見つけて「経済は損得で理解しろ!」という本を読んでいるのだけど、ものすごく良い本だ。
1章を読んだだけでもめちゃくちゃ素晴らしいということがありありとわかる。
全ての経済学部生と、すべての社会人が読んで得する本田と思う。
現実に沿って、経済学の考え方を適用させることのできる例がふんだんに盛り込まれている。

今日は第一章を読んだので、そのまとめと自分なりの考え方をメモしておく。

まとめ

経済を動かすもっともシンプルな仕組みは、損得の感情だ。

  • 人は損するよりも得する方が好き
  • 損するよりも得する方がいい

という当たり前のことが経済学の基本となる。

日本ではお金が汚いものと考えられて、損得で物事を考えるのが嫌われる傾向がある。
それに伴い、経済学も「卑しい学問」と思われることも、もしかしたらあるかもしれない。

しかし、経済学は資源の最適な配分について考える学問だ。
希少なモノを社会全体にとって効率的に配分することが経済学の命題である。
経済学の理論を使って、「一番効率的な状態」を知ることで、「それに比べて今はどのような状態なのか」を考えることができる。
何が一番効率的なのかがわかれば、今の状態を判断する基準となるわけだ。

機会コストと留学

機会コストとは、何かをする裏で、別の何かをする機会が失われることを意味する。機会費用ともいう。
恋愛に例えると、結婚適齢期に一途に一人の恋人を愛して、3年経って振られたら、それは「別の人と恋をする機会」を失っているため、恋人に費やした労力以上のコストがかかっているということになる。

また、この本に書かれている「ネットは馬鹿と暇人のもの」というタイトルについての解説が秀逸だ。
ネットをするのにかかる費用は非常に安い。
しかし、これを経済学的に考えると決して安いものではない。
まる一日ネットをする代わりに、その時間勉強すれば、将来の収入が上がるかもしれない。
ネットをしている時間でバイトに行けば、バイト料を稼げたかもしれない。

そういう意味で、ネットによって将来の収入アップやバイト代が犠牲になるため、ネットというのは実はタダではない。タダほど高い買い物はないというけれど、ちゃんと機会費用がかかっているのである。
タダではないネットを長時間やる人はどういう人かというと、勉強に時間を費やしても大して自分の収入が増えない人や、失業中で残業や休日出勤できない人などだ。
こういう人はネットの滞在時間が長くなりがちということだ。

ネットをするから馬鹿になるのではなく、馬鹿と暇人だからネットをするとも言える。
そういう意味で、「ネットは馬鹿と暇人のもの」というタイトルは秀逸だ。

会社を辞めて留学する人もいるけれど、機会コストを考えれば、なかなかペイできない費用になりそうだ。
留学の2年にかかる学費諸々が1000万だとする。でも、コストはそれだけではない。
その間働いていれば得ることができた収入は機会コストとなる。
年収600万なら、2年で1200万。
1000万 + 1200万 = 2200万円
簡単なたとえだが、仕事をやめて留学にはこれくらいのコストがかかる。
そもそも、機会費用も考えられない人が会社を辞めてMBAを取りに行くのはちょっとおかしいとも言えるだろう。

参考

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)