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感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

ヤフーのEC革命をきっかけに動く未来と、その本当の敵。

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今日の日経新聞の10面。「日曜に考える」に興味深い記事があったので、メモと自分の考えを整理する。

孫正義さんが、またも坂本龍馬を彷彿とさせる革命を起こした。
ヤフーショッピングの出店者が支払っていた初期費用、2万5000円の月額出店料、売上に応じたロイヤルティー(1.7%~6%)を無料にした。

孫正義さんは言った。

「我々は日本のeコマースの新しい夜明けを迎え、革命を起こすんだ」

これは明らかに、孫正義さんが尊敬してやまない坂本龍馬を真似たものだろう。
龍馬がニッポンの夜明けを予言したように、正義はeコマースの夜明けを予言した。

ツイッターや株のまとめブログでは、これに対して「楽天潰しに入った!」と騒いだ。
しかし、本当に潰したのは楽天ではない。

実際に三木谷浩史社長も余裕だ。
「はっきり言って、影響はまったくないですね。同様もない。数字面でも影響は皆無。今、楽天は絶好調ですから」
と言う。

この人はいつもこんな感じだから、何がどうなっても強気だと思うんだけど、たしかにそんなに影響はなさそうだ。
というのも、楽天市場を統括する高橋理人常務執行役員が補足するように

「ヤフーが無料化したからといって、繁盛店が楽天での販売をやめる理由がない」

からだという。
日経新聞がいうように、年商数千万規模が中心の楽天出店者にとって、年間数十万円の出店料と数%の手数料は年商を捨てるほど重くなない。

ただ自分的には、長期的に見たら、無料化をきっかけにヤフーショッピングが盛り上がり、シェアを奪っていく可能性が高いと思っている。
インターネットの世界は勝者が総取りするから、立場がひっくり返ることも多いだろう。

この楽天の余裕は、いつか命取りになるはずだ。
小さなシェアの積み重ねが、大きな力となる。

さて、ヤフーがぶっ潰した本当の敵。
それは、新たに台頭してきている脅威だという。

具体的には、「STORES.jp」や「BASE]など。
・BASEのホームページ
https://thebase.in/
・SOTRES.jpのホームページ
https://stores.jp/
これらの同じように、出店料・手数料完全無料の新興ECモールとして勢力を広げている。
そこのシェアを奪いに行っているのだと。

ただ、この考え方は少し僕は違って、これらのBASEやSTORES.jpの強みは、サイトが「シンプルで簡単だ」ということ。
楽天とか本当にごちゃごちゃしてわかりづらいし、見づらい。サイトの出店もわかりづらい仕組みになっている。

そういう複雑さを取り除いた点が強みだと思うから、「無料」という軸だけじゃ「全面対決」というようにはならないかな、と。
ヤフーもシンプルで使いやすいUIを開発してくれれば、そのときは真の全面対決となるだろう。

ただ、ヤフーは今回、無料化と同時に外部のECサイトへのリンクを自由とした。
出店者はヤフーショッピングに自社商品を掲載し、実際の販売は楽天や自前のECサイト、新興モールなどにリンクで飛ばすことが可能になる。
つまりは、ヤフーはECモールの入り口として機能する可能性があるということ。
ヤフーが一番前に立って、商品情報を提示する旗振り役を果たせるということだ。

ヤフーで検索したら、色んな店の色んな情報のリンクが並ぶ。
価格順に並べることもできて、口コミの比較もできる。

一番いいと思ったリンクをクリックしたら、楽天の購入ページに飛ぶ、という未来が見える。
楽天で買うか、ヤフーで買うか、それともその他のECサイトで買うか、買う側が選べるようになりそうだ。

ブログを見た読者が、ツイッターでつぶやくかFacebookでコメントするか選べるみたいに。

このようにリンクを自由にすることは、ECサイト全体の活性化にもつながる。
いずれヤフーが巨大になったら、ヤフーだけでは拾いきれないニーズを拾ったニッチなECサイトができるだろう。

ツイッターの情報をまとめたTogetterができたみたいに。
そうやって業界が活性化して、自由に競争することで、消費者が幸せになったら、たしかに本当に「革命」と言えるかもしれない。