感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

質問と詰問は違う。詰める上司はプリフレームを実践して、相手に受け入れられるようにしよう。

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移動中にNLPの本を読んだので、ちょっと思いついたことを。
NLPとはNeuro Linguistic Programmingの略で、神経言語プログラミングともいう。
卓越したセラピストの行動を徹底的にモデリングしたことに派生する学問である。
「プログラム」とつくことからもわかるように、「ある入力(刺激)」に対して、人間が示す「反応(結果)」は決まっていることを前提とする。

さて、今回読んだのは、「マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション」のPart2の部分。
思うところがあったので、つらつらと書いていく。

職場に「人を詰める」ことで有名な上司がいた。
とにかく打ち合わせのたびに嬉々として人を詰める。
何かミスでもあろうものなら、ものすごい勢いで詰問する。

「なぜミスをしたんだ」
「原因はわかっているのか?」
「お前のそういうところがダメなんだ」
「どうしてそんなことやったんだ」

会議中は皆萎縮し、誰もが無言の圧力を感じていた。
多くのメンバーのストレスになっていたに違いない。

この上司は極端に「詰める」ことが大好きな人間だったが、詰める人は意外と多くいる。
詰めることが仕事だと思っている人もいる。

で、こういう詰問(=刺激)に対して人間はどう反応するか?
責められたと感じた人間が本能的に取る行動は、「逃げる」か「反発」である。

子供の頃に、親に「宿題はやったのか?」「おもちゃはいつ片付けたんだ?」なんて言われたときに、無意識のうちに反発していた記憶は無いだろうか?

ここは個人的な意見だが、そういう責められている(=危険)に対して、逃避したり反発するのは、原始時代から培われている、極めて健全な人間の本能だと思う。
危険に対して喜ぶ人間は死んでしまうからだ。


もちろん仕事において「なぜ」をちゃんと考えることは大切だ。

なぜそうなったのか?
どうすれば、その問題は解決できるか。

ただし、そのなぜの追求を人間相手にやる場合は、ちゃんと人の心理を考える必要がある。
プログラムをデバッグしているわけではなく、感情を持った人間を相手にしているからだ。

では、どうすればいいかというと、「相手に決定権を与える」のである。
決定権を与えると、人は言葉を受け入れやすくなる。
それは人間に元来「安全・安心欲求」があるからだ。
決定権が無いと、「自分がコントロールできないもの」ということを意味して、無意識に「安全でない(=危険)」だと判断してしまう。

このような判断を積み重ねた結果、部下は「この上司に聞かれるのは嫌だ(=危険だ)」と考えるようになってしまう。
「上司の質問」という出来事を「マイナスな視点」で見てしまうわけだ。

では、上司はどうするべきかというと、プリフレームを使うべきだ。
プリフレームとは、本題に入る前に、その出来事を受け入れやすい形に変えること。
「この上司に質問されるのがすごく嫌だ」から「もっとこの人に質問してもらうたい」という形に変える。

具体的にどうするかというと、たとえば

「僕はこのシステムをもっともっと良くしたいと思っている。
そのために、みんなに協力してもらえたらもっと良くなる。
たとえば前に障害が起こってしまったけれど、これはどうやったら解決できるか、事前に対策できたか、というのを考えてみてほしい」

と前もって伝える。

ここで大切なのは、質問を始める前に、どういった理由で質問するのかを伝えることだ。
それも、相手が受け入れたくなるような理由で伝える。
そして、決定権を相手に渡す。

上の例のように、「自分で考えてみてもらう」という決定権を渡す。
そうすることで、部下も快く質問を受け入れてくれるようになるはずだ。

今回読んだのはこの本。

マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション

マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション


NLPをマンガを交えてわかりやすく解説してくれる本で、職場や恋愛に活かせそうな内容がたくさん載っていた。
また職場に使えそうな知識を思いついたら、どんどん紹介したい。

こんなのも出てるんだね。

マンガでやさしくわかる 成功するNLP就活術

マンガでやさしくわかる 成功するNLP就活術