感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

文系、プログラミング経験なし、独学で基本情報技術者に合格するための勉強方法と勉強時間のまとめ。

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基本情報技術者試験というのは、SIerに入社したら否が応でも取らされる(場合が非常に多い)試験である。

この試験の残念なところは、空気を読まないことに、4月にあるということだ。
当然IT未経験・4月入社の文系新卒は会社からの「合格せよ」とのプレッシャーと、意味不明なIT用語の羅列に困惑することになる。

落ちたら10月に受けることもできるが、同期で受かってる人が応用情報を受ける中、虚しく基本情報を受けるのは嫌だろう。

試験自体の難易度はそんなに高くは無いのだが、この試験は情報系の知識に触れたことのある人と、触れたことの無い人でずいぶん感触が異なるはずだ。

情報工学系の理系卒にとっては超イージーな試験だけど、大学ではWordしか使ったことがありません!っていう文系卒にとってはかなりの難関試験となる。

ちなみに自分は、大学ではWordとInternet Explorerしか使ったことがない上に、Wordとメモ帳の違いもわからず、フォルダとファイルの違いすらも怪しかった。
本当に。

こういうことを書くと、ブログ界では「こんな奴が情報系に来るから業界がダメになる」と怒られるからあまり書きたくないんだけど、ここだけの話にしておいてほしい。。

でも、大丈夫。
それでも受かるから。
絶対大丈夫。

俺以下の人はあまりいないっしょ。
で、俺も4月に受かったんだから大丈夫!
そう信じてがんばってほしい。

必要な勉強時間は、IT未経験の文系卒で、1ヶ月。一日3時間くらいの勉強時間を確保できれば、かなりの確率で合格できる。

なんか検索したら「一週間で大丈夫」みたいな怪しいサイトが出てきたが、前提知識がない人に一週間は厳しいかと思う。

バックグラウンドがなかった自分は一ヶ月くらい勉強時間が必要だった。
でも、理系出身の人は無勉強でも受かったりするので、なんとも言えない部分もある。

文系卒にとっては、基本情報技術者試験応用情報技術者試験は、試験に対する戦略が重要になってくる。何を選択して、何を重点的に勉強するのか。

この記事では、基本情報技術者試験の具体的な受験戦略・勉強方法を述べる。
念のためだけど、独学で余裕で大丈夫だ。
クソ高い対策講座なんて受ける必要は全く必要ない。

午前試験問題対策

午前試験は基本的には過去問を4年分〜5年分をちゃんと理解して暗記すれば難なくクリアできるはずだ。
本当に過去問の焼き直しの問題が多い。

自分が使ったのはノマド・ワークス著の過去問。
これは問題と解答が見開きになっているところがよい。
かんたん合格 基本情報技術者過去問題集 平成26年度春期
Kindle版も出てるみたいだけど、試験勉強は本でやった方が効率がいいと思う。

いきなり過去問をやってもちんぷんかんぷんだと思うので、「基本情報技術者 完全合格教本 午前」を一緒に読み込んでいく。
この本をだいたい4〜5回くらい通して読んで、加えて過去問をちゃんと理解すれば、午前はまず間違いなく突破できる。

2013年度版基本情報(午前)完全合格教本 (情報処理技術者試験)

2013年度版基本情報(午前)完全合格教本 (情報処理技術者試験)

100%間違いなく、どんな問題が出ても突破するには、さらに過去に遡って過去問を解説してくれる「出るピタ 基本情報技術者 問題集」の中で、「解けない問題」だけに絞ってやる。

絞ってやるというのは具体的には、問題をパッと見て解法が思いつかない問題に付箋を貼っていき、付箋を貼った問題だけを5回くらい解き直すということだ。

一度やった問題は何度も復習しなければならないので、全部をやろうとすると膨大に時間がかかる。

1度解いた問題を何度も復習すること。
どれだけ強調してもしきれないが、試験の点数を上げるコツは、「復習を繰り返すこと」である。

午後試験問題対策

午後試験も基本的には過去問ベースに進めていく。

午前対策で勧めた二冊の過去問をちゃんとこなすのは大前提だ。

午後は応用とはいうけれど、「自分で考える力」なんて求められていないので、「解答を見つけること」に全力を尽くそう。
その多くは本文中にヒントがある。

問題集を勉強するときも、解答にある「キーワード」をちゃんと把握して、「なぜそうなるのか」を理解することが大事。

午後は過去問と全く同じ問題は出ないので、過去問をもっと抽象化した教科書的な本を読む必要がある。
それは午前と同じように「基本情報 完全合格教本 午後」を読みこめばいい。

2013年度版基本情報(午後)完全合格教本 (情報処理技術者試験)

2013年度版基本情報(午後)完全合格教本 (情報処理技術者試験)

文系のための午後試験問題対策

基本情報で鬼門となるのはアルゴリズムとプログラミングの問題だろう。
自分もここにはずいぶん悩まされた。

なんてったって、無経験の文系卒。
プログラミングが全くわからない。

でも、それでも大丈夫。
普通に合格できたから。

まずは「データ構造及びアルゴリズム」の対策。

ここは必須問題なので、とりあえず押さえておく必要がある。
データ構造とアルゴリズムは過去問の解答を読んでも意味がわからないかもしれない。

そういう時は、
「大滝みや子先生のかんたんアルゴリズム解法」か「基本情報技術者試験アルゴリズム問題がちゃんと解ける本」のうち、自分と解説の相性がいい方を一冊読んでおこう。
できれば手を動かして、暗記するだけじゃなくて、理解する。

1冊やり込んでおけば合格ラインまでたどり着けるはずだ。

「ちゃんと解ける本」の著者の矢沢さんはソフトウェア業界ではけっこう有名な(有名だった)人だ。
コンピュータはなぜ動くのか、という名著を残した人である。

次の鬼門が、プログラミング言語

C言語JavaCOBOLCASL表計算の5つのうち1つを選択する問題だ。

個人的には実用性を考えて、Javaを選んでほしいところ。
しかし、Javaの文法から1から勉強していたらとてもじゃないけど間に合わないだろう。
Cならなおさらだ。

COBOLとかCASLは、あまり時間を割く価値はないだろう。
なぜか試験対策講座みたいのではCASLを勧められるが、たぶんそいつは馬鹿だから気にしなくていい。

そんなん現場で使わないし、おそらく一生役に立たない。
COBOLも将来性は皆無なので時間をかける価値はない。

なので、必然的に、というか消去法的に、文系卒が狙うのは「表計算」ということになる。

表計算はどうせ会社で使うし、覚えておいて損はない。
Excelに色々打ち込んでいきながら覚えるのが一番身になるが、時間がないときは過去問をひたすら理解するのがいい。

このプログラミング問題を乗りきれるかどうかが、最大のポイントとなる。
過去問をこなしながら、できればExcelの本を一冊勉強してほしい。
具体的なイメージができることで、ずいぶん差がつくからだ。

実際に現場に入っても、よくブログなどでSIer業界のエクセル好きが揶揄されているように、エクセルは絶対使うことになる。
というか、普通に便利なので、後々のためにもエクセルを使いこなせるようになっておくと絶対いい。テキストを真似して使ってみるだけで簡単に理解できるはずだ。

最後に、基本情報技術者を取った後に、「現場で全然使えねぇじゃん」とか思う人もいるかもしれない。

俺も基本情報に受かったからといって、その知識が現場で活きた感じはしない。
必要な知識の多くは、現場で学ぶことになる。

それでも、資格を取っておくことには2つの意味があって、

ひとつは、資格はお客さんに営業するときの名刺になってしまうということ。

「このプロジェクトには○○の資格を持っているエンジニアが○人います」って。

取得資格と技術力は必ずしも正の相関があるとは限らないけれど、お客様は技術者じゃないこともあるから、「お客さんにとっての価値」を上げる意味がある。

次に、現場で使う常識的な、「共通の用語」を覚えておくという意味。
さっきは、「現場で活きない」と書いたけれど、それは試験の知識だけじゃ「応用できない」という意味で、現場では試験で出てくるような言葉が常識のように使われる。

その基本用語を覚えるきっかけとしても、基本情報を取っておく意味はあるはずだ。