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振り回される大学生 ルールをコロコロ変えるなよ

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突っ込みどころ満載の記事。9/14(土)日経3面。
「就活繰り下げ 縛り弱く」という見出し。

経団連は13日、今の大学2年生から適用する就職活動の新しいルールを正式に発表した。
会社説明会や面接の時期を3〜4ヶ月ほど繰り下げるのが柱だ。
大学生が勉強に集中できる期間を長く確保するためだ。
ルールを破った企業への罰則はない。
日経新聞主要企業に聞き取り調査したところ、「指針を遵守する」との回答が67.2%で多数を占めた。
主要企業の中でも新日程を主導した総合商社では三井物産が「勉強を通じて自分と向き合うことは、就職にもプラス」と言明。

また就活の時期を遅らせるような指示があったようだ。
現在「大学三年生の12月」としている説明会などの就活の解禁時期を「3年生の3月」にずらす。
面接や筆記試験の時期は「4年生の4月」から「4年生の8月」に遅らせるという。

基本的に、このように時期を遅らせても、ごく一部の大学生を除いて何の意味もない。
少なくとも、「勉強に集中できる」という点では効果は見込めない。時間があったら大学生はどうするか?結局遊ぶからだ。
理系の学生なら少しは研究するかもしれないが、文系学生の9割は就活が8月になったら8月まで遊んで暮らしているはずだ。

そして、あのくだらない就職活動の終了が8月から始まって12月に終わる、とかなると学生はいつまで不安を抱えて学生生活を送らなければならないというのか。
就活が終わって先が確保されたからこそ、思いっきり遊べもするし、思いっきり勉強もできるのである。
進路が決まらない不安を、学生の最後の方まで持ち続けるほうが苦しい。

いずれにせよ、勉強する学生は何も言わなくても勉強するし、遊ぶ奴は時期をずらしても遊ぶだろう。
だったら採用の時期は遅らせないでほしい。
なぜかというと、ごく一部のちゃんと勉強する学生にとって、「進路が決まっている」ことはとても意味があることだからだ。

銀行に行く学生と、IT業界に行く学生では、勉強する内容は異なるだろう。

この採用を遅らせることによる弊害はまだある。

内定辞退の増加だ。
おそらく、中小企業はルールを守らなくても何も咎められることはないだろう。
かといって、青田買いだと4月から採用を始めたらどうなるか。
後になってからの大量の面接辞退が待っている。大企業の採用が後になると、先に採用した中小企業は多くの「ムダな採用」を行ってしまうことになる。
8月まで学生の行動は縛れないだろう。

記事の最後の方に書かれた「総合商社」。
言わずと知れた「就活の王様」が総合商社だ。
総合商社に内定をもらった学生は神と崇められ、入社後も破格のモテライフを送るのが総合商社。まさに就活界の会社の王様のような存在だ。

そいつらが、

「勉強を通じて自分と向き合うことは、就職にもプラス」

なんて言うのはちゃんちゃらおかしい。
アホか。
お前ら、どうせ辞退されねぇだろ。どんなに採用を遅らせても、どこに内定を持った学生が面接に来ても、気にしないもんな。
みんな商社に内定もらったら商社に行くから。

本音で言えよ。
「うちには影響ないから、いつ就活始まってもいいですよ」
って。

「勉強を通じて自分と向き合う」なんて思ってねぇだろ。
就活の方が100倍自分と向き合うよ。しかも、真剣に。

人生がかかってるんだもん。
就活を意識するのは早ければ早いほどいい。

それだけ真剣になるのが早くなるから。

就職予備校みたいに、「面接の練習」とかやるのは意味がないけれど、面接につながるような「プレゼンの練習」は役に立つし、行きたい業界が決まれば、それに向けて真剣に勉強するだろう。

ごく一部の学生を除いて、基本的に大学生の9割は遊んでて、その日が楽しければいいや的な生活をしていることを忘れてはいけない。
ルールを変えたからといって、どうせ大学生は勉強しないし、その傾向は低偏差値の大学ほど顕著になる。

残るのは無い内定者ばっかりということになりかねない。
公務員試験は4月〜6月に集中しているので、公務員試験の倍率は上がるし、滑り止めに公務員みたいな人も増えるから、本当に公務員になりたい人も厳しい戦いになるだろう。

結局、採用活動を8月にしたところで、いいことはあまりない。
夏にリクルートスーツなんて誰も着たくないし、こんなアホなことは取り消してしまったほうがいい。