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感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

お客様が「失敗してもいいや」と思える価格水準から考えるということ。

ニュース マーケティング
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8/2(金)の日経流通新聞を読んで、マーケティングに役立ちそうな部分をまとめ直してみる。

「消費者が失敗してもいいや」といいう価格からスタートする

ホームベーカリー市場で首位のパナソニックを追撃している会社がある。
「siroca」ブランドで調理家電を転記するオークセールだ。
http://www.aucsale.co.jp/products/brand/siroca/index.html

衝動買いしてもいい、と思える価格。つまり、消費者が「買い物で失敗してもいいや」と思える価格水準から逆算して商品を開発する。
そのために、不要な機能をそぎ落とし、必要な機能だけに絞る。必要な部分は充実させる。

この「最低水準の価格から入る」という発想はある意味で逆転の発想だ。
商品ありきで開発するのではなく、最低価格から逆算する。
そういう発想をすることで、「機能を絞る」ことができる。

「商品ありき」で考えると、「あれも欲しい、これも欲しい」となって、結局は多機能で不要な機能がどんどん付加されてしまう。
今の家電もそうだろう。
誰も使わない機能がたくさんあるし、その使わない機能の分は価格に反映されてしまう。

選択と集中」は事業単位だけでなく、商品そのものにも当てはまることなのだ。

お客様の声を即時に反映させる

美顔器のヤーマン。
http://www.ya-man.com/
この会社の部署の配置に独自性がある。
コールセンターの部署の隣に開発本部があるという。
顧客が漏らす不満を「進化の糧」として、素早く開発担当者に伝える。
従業員が顔を合わせやすくなるように、コールセンターと開発部署を隣り合わせにする。

「距離」というのは意外と重要だ。
メールとかテレビ会議とか、距離が離れていても会議はできるが、「対面で話す」ということは、意思疎通をはかる上で極めて大きな意味を持つ。
実際、細かなニュアンスや、細かい要望などは、対面じゃないと伝わりにくい。

ITの進化でそういう「対面の効果」なども解決できるというのは明確に間違っている(と自分の経験から感じている)

距離。直接目を見て話せること。
これって、コミュニケーションですごく大事なこと。なんでもメール投げりゃいいってわけじゃない。

診断系アプリってボロい商売だなぁって思うんだけど

Facebookを見てると、「婚期診断」とか、「あなたの運命の人を教えます」みたいな
診断アプリがちょくちょくタイムラインに上がってきて、見るたびにその診断結果の中身の無さに辟易としているんだけど、「診断」された後の「解決策」が提示された場合、そのWebサイトへの移行率は9割に達するそうだ。
Facebookの診断は正直好きになれないけれど、健康の悩みについていくつか質問をして、その解決策を提示してくれるシステムを開発しているのが、エーピーコミュニケーションズさんだ。
http://www.ap-com.co.jp/

自分もいま「どの保険に入ろうか」とか、「抜け毛が気になる」とか色々な悩みがあるんだけど、そういう必要な悩みについて質問を投げて「回答していけばいい」という形式は確かに楽だし、便利だと思う。特に自分で考えたくない人にとっては。

一方で、システムのアルゴリズムよりも人間は方が複雑なので、その人に合った診断ができるとは限らない。
その人の表情や、体の状態を機械は診断できないのだ。そして、自分の状態を正確に伝えられるほど、我々は自分のことを知らないということもある。

流通新聞の記事にもあるけれど、「彼と結婚したらどんな夫婦になるかチェック」というテーマもあるらしい。
ダウンロードは8万近くにのぼるという。

自分はこういう診断アプリは使わないのでなんとも言えないが、「健康」とか「保険」ならともかく、「どんな夫婦になるか」はアルゴリズムではじき出せるものなのだろうか。
正確に診断するには膨大な数のサンプルデータが必要になる。
ある夫婦が、「何の行動をして」、その結果、「どんな夫婦になったか」。「行動」と「結果」に因果関係はあるのか、というのを統計的に裏付けなければならない。
そうなると、むしろ診断アプリよりもそのデータに価値がある。

そして、言わずもがな、そんなサンプルを集めるのは極めて難しい。
「私達夫婦は毎朝納豆を食べていました」
「その結果、離婚しました」
上記の因果関係を証明するには、同じ状況の夫婦を何組も見つけて、96%だったっけ?くらいの人に当てはまることを統計的に証明する必要があるはずだ。

・・・統計学忘れたので、復習しよう。