感謝のプログラミング 10000時間

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【新聞16時間目】稲盛和夫 「辛抱強い馬鹿がいい」

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今日の日経新聞のまとめ。

★★
■1面に踊る「ビッグデータ」の文字。ビッグデータはバズワードなのか。
日経1面に「ビッグデータ解析に投資」という見出しが載った。
SIerが盛り上げているホットキーワードとして「ビッグデータ」が挙げられるが、
ローソンやサンリオなどの日本の流通・サービス企業が投資ファンドを立ちあげ、米シリコンバレーのIT企業に出資するようだ。

ビッグデータとは、新聞の朝刊数十万年分に相当する数百テラバイト以上の膨大なデータを指す。
SNSを通じて個人の書き込みが急増しているが、そのようなインターネット上に飛び交う個人の感想なども解析対象になるという。

統計学が最強の学問である」でも言われているように、「ビッグデータ」を解析する前に、それが本当に意味があるものなのかを確認する必要がある。
サーバに膨大な投資を行い、数千万以上のコストをかけて行うビッグデータ解析ではなくても、要な1万人分のサンプリングのランダム化比較試験を行うだけで誤差なく統計情報をはじき出すことが可能かもしれないからだ。

そして、既存の商品の分析に使うならまだしも、消費者のつぶやきなどからニーズを先取りするというのは甚だ疑問である。

消費者はいつだって、自分のほしいものなんてわかってはいないからだ。
ジョブズiPhoneを発表する前に、

「将来は平べったい画面にアイコンが映った携帯電話が欲しいなぁ」

なんて、当時流行っていたmixiに書き込んだ奴なんていないだろう。
それと同じように、「ニーズの先取り」は消費者からではなく、イノベーターによる発信によって初めて生まれるものだと思う。

とはいえ、統計解析が商品開発に有用なことは疑うまでもない。
統計によって数字による裏付けがなされ、勘に頼らない開発を行うことができるだろう。
ある意味では日本人に非情に適したツールが統計学といえるかもしれない。

余談だが、ジョブズ

「ベルは、電話を発明する前に市場調査などしたか?」

と、市場調査を否定している。

参考

スティーブ・ジョブズ全発言 世界を動かした142の言葉 (PHPビジネス新書)

スティーブ・ジョブズ全発言 世界を動かした142の言葉 (PHPビジネス新書)



■辛抱強い馬鹿がいい by稲盛和夫

「なんや、どいつもこいつも二流大学しか出とらんなぁ」

京セラの新執行役員の集まりで稲盛はこう言った。
稲盛自身、鹿児島大学工学部を卒業。

高学歴とは言えないが、日本で最も偉大な経営者である。

毒づく稲盛に、役員達は言う。

「いい学校を出た気の利くやつらは、とうの昔に辞めてますわ」

「そうやそうや、夜中まで残業して、風呂に入るのも面倒でやっと寝ようとしたら一升瓶抱えた先輩が来て『おい、起きれ』や。自分でもよう続いたと思いますわ」

稲盛の哲学とアメーバ経営が染みついた京セラは創業以来、連結ベースで一度も赤字になっていない。
稲盛が会長を再生を引き受けたJALも急回復を見せた。

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役

アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役


■3面に大きく載る北川智子さん「世界基準で夢をかなえる私の勉強法」
世界基準で夢をかなえるという北川さんの学歴も世界レベルだ。

1980年福岡県生まれ。高校卒業後にカナダに留学し、ブリティッシュ・コロンビア大学で数学と生命科学を専攻。
同大学院でアジア研究の修士課程を修了後、米国・プリンストン大学で博士号を取得。
2009年、ハーバード大学東アジア学部のカレッジ・フェローに就任。2011年からレクチャラー(講師)に。

(引用)http://journal.rikunabi.com/work/job/job_vol83.html

という経歴だからすごい。日経新聞の写真写りは良くないのか、けっこう年をとっているようにも見えたが、なんと1980年生まれ。
カラーで見るとずいぶん若い方である。
この若さでハーバードの教壇に立つまでに、どれほどの努力をしてきたのだろうか。
興味が尽きない。

本では世界を股にかけて活躍する北川智子さんが、夢を叶えるまでに実践してきた勉強法を紹介する。
目次を見るだけでも、彼女の凄まじいエネルギーを感じた。

・目次

第1部 大きな壁は回り道をして越える
→子供向けテレビ番組で基礎の基礎を覚える等

第2部 カジュアルに、エンドレスに勉強する
→ノートは1回の授業でA4白紙1枚等

第3部 24時間を144時間の濃さにする
→論文はがむしゃらに書く、捨てる、書き直す等

第4部 結果を出すには準備がすべて
→10回に1回しか入らなくてもシュートは打つ等

第5部 勉強は「約束」を果たすために
→私はそれを挫折や苦労と思わなかった等

世界基準で夢をかなえる私の勉強法

世界基準で夢をかなえる私の勉強法

ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)

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■パソコン離れ、急加速
パソコンの減速が鮮明だと言う。
・ソニー→販売計画を期初の目標から200万台以上引き下げ
・富士通→100万台以上引き下げ
・1月の国内出荷台数は前年同月比13.4%減の64万8千台。3か月連続で前年割れ。

成熟したパソコンと成長期にあるタブレットを伸び率で比べるのは酷だが、パソコン離れは進んでいるように見える。
「もうパソコンを持っている人」はあまりパソコンを買い換えないし、買い換えるなら代わりにタブレットを買うようになった。
「まだパソコンを持っていない人」もパソコンを買わず、スマホでいいやという人がいる。

自分がエンジニアになったら気付かないけれど、パソコンの所有者の多くは、自宅ではネットサーフィンくらいしかパソコンを使っていないはずなのだ。
パソコンを使って家で何かするなんてことはないはずで、そうするとタブレットで十分じゃないか、という話になる。

パソコンがなくなることは絶対に無い。
パソコンの方がやはり文字入力に適しているし、調べ物も本格的にやるならパソコンの方が効率的だ。

だから職場の環境までタブレット化するというのは生産性を落とす結果になるし、間違っていると思う。

しかし、マスで見るとパソコンの需要はタブレットやスマホに食われ続けていくだろう。
なくならないけど、ずっと縮小を続ける。それも世界的に。