感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

今日の感謝(2013/01/19) 忙しいことは幸せだ。

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忙しいことは、幸せだ。
仕事がたくさんあって忙しいことは、仕事がなくて何をしていいのかわからないときよりもずっといい。

こんなことを言うと、いつも家に帰ることができず深夜まで働いている人には

「本当の忙しさを知らないからそんなこと言えるんだ」

と反論されるかもしれない。

会社で働く人を「社畜」と揶揄する人には、

「何を社畜発言しているんだ馬鹿」

と馬鹿にされるかもしれない。

それでも、やっぱり僕個人としては、いま仕事がたくさんある環境に感謝したい。

入社1年目の頃。
仕事を1番に考えて、組織に貢献したい。社会人として活躍したい、と強く思いながら上京した。

入社して1か月後には技術研修があるんだけど、そこで早速つまずいた。
自分だけ全然プログラムが書けないからだ。

入社して2ヶ月後くらいに研修が終わり、現場に配属されるのだけど、そこでもまたつまずいた。

PCのセットアップができないのである。
パスワードをヘルプの人に聞き出し、なんとかPCは動いたものの、当時のインストラクターの方に与えられた課題は何もできない。

まるでプログラムがイメージできなかった。
迷惑ばかりかけてしまった。

恩返ししたかったけれど、何もできない自分がすごく歯がゆかった。

2年目は、プログラミング自体がなくなった。
代わりに、エクセルシートにちょっとよくわからない調査を行った結果を延々と書き込む作業を行った。

これが何の役に立つんだろう?

と疑問に思いながら、それでも目の前の仕事は手抜きしたくない一心で頑張った。

「お前が草履取りなら、日本一の草履取りになれ。
そうすれば、お前を誰も草履取りにはしておかぬ」

という、誰かが言った言葉を胸に秘め、一つ一つの"作業"を手を抜かずに行った。
日本一の草履取りになるつもりで仕事をした。

何も技術が身に付いていないという焦りと共に、時は流れた。

2年目の終わりに転機が訪れた。
チームが変わったのだ。

同じ大企業でも、チームが変わると雰囲気はまるで違う。
まして今は違う部署に出向しているような形だ。

1つの会社にいながら、別の企業に転職したような経験ができた。
こんな稀有な経験ができたことは、神様が与えてくれたチャンスだと思っている。

いま、周りにいるのは典型的なSIerエンジニアとはまるで違う、プログラマー達である。
自分たちで作り、自分たちで新しいことに挑戦する人達が周りにいる環境は、幸せだ。

技術者の考え方が身に付くからだ。
所属する組織というのは、人間に大きな影響を与える。
まして白いキャンパスのような新人ならなおさらだ。

若いうちに

「技術者として正しい姿勢」

と自分の価値観を元にしてそう感じられる組織に身を置くことができたのは、僥倖とも言える幸せだ。
自分が「正しい姿勢じゃない」と疑問に感じる組織に所属していたら、それに無意識のうちに大きく影響を受けてしまうからだ。

さて、話が逸れてしまったけれど、今は目の前にたくさんの仕事があり、それを日々充実しながらこなしている。
その一つ一つの仕事はきっと技術を磨く道につながっていると信じているし、何より自分の仕事がチームの役に立てていると思えることが嬉しい。

自分が情けないと感じながら毎日会社に行くことは、不幸だ。
いつも情けない暗い気持ちになり、卑屈になってくる。
それに慣れてきて、努力を怠り、ろくに仕事を受けなくなってきた時に、人は「窓際社員」になるのだろう。
そういう会社員は必ずいるが、望んでそうなる人はあまりいないだろう。

チームに貢献できるのは幸せだ。自信がつき、前向きな気持ちになれる。

そして、今のチームの「否定しない空気」は居心地がいい。
勉強をして、技術を身につけたことが、チームの役に立つ。
役に立てると思うから、もっと勉強も頑張れるし、仕事も頑張れる。

なんでも否定する上司の下で働くのは不幸だ。
何も新しいことができないからだ。

なんでも失敗を詰める人が周りにいるのは不幸だ。
失敗をして人は成長するのに、失敗を詰める文化だと何も新しいことに挑戦できないからだ。

そうすると、社員はどんどん保守的になる。
新しいことをやらなくなる。
ちまちまとした改善だけに終始して、次第に競争についていけなくなる。

大きく差をつけるにはイノベーションが必要だからだ。

もちろん、新しいことをやるにもコストがかかる。
組織の最大のコストは、人の時間だ。

だから、コストゼロで新しいことをやればいい。
組織にとって、コストゼロのイノベーションとは?

それは、「余暇の時間」である。
イマ、ココで、会社以外の時間で、自分の時間を使って開発する。
そして、出来上がったものを見せてしまえば、誰も否定はできないはずだ。

全く人件費なんてかかっていないのだから。

・・・なんてことを考えながら、今日も将来作りたいものをイメージしながら、足りない部分を補充するように、勉強を続けている。
そうやって、ユーザーやチームの人が喜んでくれるものを作っていきたいなぁ。