感謝のプログラミング 10000時間

たどり着いた結果(さき)は、感謝でした。

【読書 9時間目】人月の神話

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池上彰さんの「日本の選択〜先送りできない日本2」を読み終わったため、次は読書タイムに「人月の神話」を読むことにした。

耳が痛くなることがたくさん書いてある。

「人と月が交換可能になるのは、多くの作業者の間でコミュニケーションを図らなくても、仕事が分担できる場合だけである。これは小麦を刈り取るとか、綿を摘むとかいうことには当てはまるが、どうがんばってもシステムプログラム開発には当てはまらない」

とあるように、そもそもシステムプログラムの開発に人月という考え方はそぐわない。
ソフトウェア開発にはコミュニケーションが必要であり、そのコミュニケーションには時間がかかる。
その分、余分に時間がかかる。さらに、要員を追加したとしても、その教育・訓練に余分にコストがかかる。
人を増やせばソフトウェアが早く完成するなんて、そんなはずはないのである。

さらにひどいのは、SIerなどで、炎上しているプロジェクトに「偉い人=手を動かさない人」が投入されるパターンだ。
偉い人は説明を求めるので、余分な会議や説明コストが爆発的に増える割に、ソフトウェア開発には全く手をつけてくれないからだ。

丸投げ体質の人がプロジェクトに加わると、余計な仕事が増える割に効果は何も上がらない。

そして、そんな丸投げ屋が大量に生み出されるSIという組織形態には、ちょっと問題があるように思う。

手を動かさないエンジニアなんて、手術しない外科医や木に登れない猿と同じじゃないか。
技術をないがしろにしてはいけない。

「協力会社がやるからいいや。後はよろしく、報告してね」

なんてエンジニアは、他の会社で何も価値を生み出せなくなってしまうだろう。
愚直に学び、手を動かし、モノを作ってチームに貢献できるエンジニアになりたい。
そんなエンジニアでありたい。